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万能工作艦明石の軌跡  作者: 髙龍


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第百話

本格的な整備の為に宇宙海賊狩りに行っていた、楓、ハルカ、エルフィンドにその支援についていたシオンが帰還した。


「皆、お帰り」


「ただいま~。いやぁ。どれだけ退治しても次から次に現れて大変だったわ」


「何が面倒だったかって言うと、やっぱり退治した後の処理よね」


戦闘で散らばった部品を集め冒険者組合まで換金に行くのは確かに面倒だろう。


だが、宇宙での事故を減らす為にも、討伐後に残骸を回収するのは大切なことだ。


それに、わずかでもお金になる。


資金繰りに困っているわけではないがお金はいくらあっても困らない。


「それにしても、少し離れている間にステーションが変わったわね」


雪風にあるステーションはハーリー星系の第1ステーションよりも発展している。


特に目立つのは防衛設備だ。


現在ある防衛設備は4つだ。


それぞれ強力な砲を装備しているだけでなく駆逐艦の整備なども行えるドックを備えている。


それ以外にもステーション近郊には駆逐艦10艦を1つの小隊として、常時10隊が回遊している。


宇宙生物が近づけば近くの隊が対応することになっており、手に負えなければ各隊が合流して防衛にあたることになっている。


「さてと・・・。4人には整備中、休養してもらうつもりだけど・・・」


「俊は仕事?できればステーションを案内してほしかったんだけど・・・」


「ごめんね。まだまだ、覚えないといけないことが多くて」


「領主になるのも大変なのね」


「なら、私が手伝ってあげるわ」


そう言ったのはエルフィンドだ。


「あっ。ずるい。私達も手伝う」


そう言って楓が名乗りでる。


「わ、私も難しいことは無理だけど書類わけるぐらいなら・・・」


ハルカもそう申し出てくれる。


「あらあら。大人気ですわね」


そう言って背後から声をかけてきたのはマーチェだ。


「あら、貴方は・・・?」


「俊さんの補佐をしているマーチェです。よろしくお願いしますね」


「ふ~ん。少し離れている間にこんなかわいい子を捕まえるなんて」


「か、可愛いなんて・・・」


自分から混ざってきたのにマーチェ顔を赤くして恥ずかしがっている。


それを見て、楓、ハルカ、シオン、エルフィンドは顔がにやにやしている。


「皆、からかいすぎ」


「ごっほん。俊さん。休養を取るのも領主の務めですよ」


「そうなの?」


「トップが頑張っていると他の人達も休んめないんです。なので、この機会にしっかり休んでください」


「そこまで言うならお言葉に甘えようかな?」


「そうなさってください」


マーチェの気遣いで休養を取ることになった俊は、楓、ハルカ、シオン、エルフィンドと計画を立てることにした。

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