日々

幸せにも定番がある

お金持ち、美男美女、歌やダンスの才能…

わかりやすい幸福

けれども、生まれた時からほぼ決められた運命

親は選べない

裕福な家庭、端正なルックス、アーティストのDNA…

恵まれた人生を送れるのはごく一部

そんな風に生まれたい人生だったよ、などとぼやいたとて

毒親ギリギリの人間らしい親

貧乏ではない中流家庭

美人とは決して言われないけれど、整形しなければいけないほどの顔ではない

歌や踊りは人前で披露するレベルに達していない

絶望するほどの人間ではないが、明るい希望もそれ程無い

五体満足、家があって親がいて、学校行って読み書きできて携帯も持ってる

日本国籍の幸せな人種ではある

どこにフォーカスするか

上を見るか下を見るかで幸福度は変わる

誰と比べるか、何を基準にするか

幸も不幸も考え方次第

最近思う

何を幸せと感じるのかは、人それぞれ

すごい美人に生まれてたら、モテモテでチヤホヤされたかもしれないけど

内面も所作も磨かないと釣り合わないし、年を取ってアンチエイジングに必死になるのもしんどい

大きな目は落ち窪んでクマとシワが目立つし、大きな胸は重力でえらいことになる

若い頃は憧れるが、年月を経て一重の貧乳でよかったとさえ思うのが人生

歌って踊れるのはモテる要素として大きいが、これも若いうちは元気だから保てるのであって

加齢で喉も筋力も弱ってくるから、トレーニングしないと衰えてくる

お金に関しては私は生活に困らないで時々贅沢できればもう御の字

子どもたちを学校に行かせることができて、老後何とか生きていけるなら充分

私の幸せは

美しい自然、大事な人たちの笑顔、ゆっくりのんびり過ごす時間

好きな美味しいものを食べたり、素晴らしい音楽や映画

ふかふかの布団にくるまって寝坊できる朝、夜更かしできる夜、昼寝できる昼

眩しい朝陽、澄んだ青空、流れる雲

昼の月、優しいそよ風、暖かい日差し

星空、満月、三日月、閑かな夜

揺れる葉っぱ、紅葉する木々

夕闇のシルエット、夕陽

小高い丘から見渡す街並み

キラキラ輝く日暮れ、鳥たち

世界はいつだって美しくて

見上げれば空は毎日頭上に広がっている

風邪ひいたりアレルギー症状だったり

ケガもするし持病もある

病院行って薬飲んで、あちこち痛いし痒いし乾燥して肌荒れ寝不足に筋肉痛

それでも生きてられる、まだ働ける

家族も同じく生きてる

一緒に笑うことができる

ろくでもない日も笑い飛ばせる

食べて動いて笑って歌って踊って眠れる

生きてる

私は幸せだ

毎日、どの瞬間も、感動する

泣きそうになるほど幸せ

何気ない日々に幸せが溢れてる

世界は幸せでできている

気がつくだけだ

幸せの無い世界なんてどこにもない

幸せを限定すると損だよ

存在しているということは、もう既に幸せなんだから