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和葉の1歩

関西弁が変だったらすみません。

『平次、頑張りやぁ!東都大に入ったからってゴールやないんやで!!絶対、ぜったい…卒業して。。刑事になって。。大阪に帰って来るんやでぇぇぇ!!!』


『おー!わかっとる。和葉も留年せんよ〜う、ちゃ〜んと勉強せなあかんでぇ。まぁお前はアホやさかいなぁ勉強しても留年かぁ♪ほな行って来るで。』


プシュゥゥゥ。ガシャン。

『…っアホ…。』


あ〜行ってもうたぁ。。もう今までみたいに平次の隣におる事出来ないんやぁなぁ…自分で決めた道なんに。。あ〜だめやぁ。泣いてまいそぉ。はよぉ家に帰って泣こう。泣いて!泣いて!泣いて!泣いて!平次の事は忘れるんやぁ。。そんで幼なじみに戻るんやぁ。ホンマもんの幼なじみに…




私は京大に受かったんや。第一志望の京大に…ホンマは平次と一緒に東京に行きたかったんやぁ。。志望校の提出用紙を担任の先生にもらって…志望校を平次に尋ねて…平次の第一志望が東都大って聞いたときから。。けど、平次はそんな私の希望を一瞬で封印する言葉を言ったんやぁ。

『や〜っと和葉との腐れ縁も終わるなぁ。やかましい女2人から解放されるわぁ♪』


『なっ!やかましい女2人ってなんなん!!』


『やかましい女2人いうたらおかんとお前に決まってるやろ。受かれば自由!落ちれば地獄ってなぁ〜♪で、和葉の第一志望はどこや?』


『…っあっ、京大…やぁ。。』




その後も何度も何度も東京の大学を受ける理由を考えたんやぁ。蘭ちゃんと一緒の大学に行きたい。早稲田の法学部に興味がある。。でもどんな理由を考えても無理やったぁ。あの平次の言葉がすべての理由を無にしてしまう。あれって今まで私はうざかったんって事?平次は私と離れられてうれしいんって事?



あの言葉はまさに封印の言葉…私の希望を打ち砕く残酷な言葉やった…




やから私は平次とサヨナラする決心をした。

ホンマもんの幼なじみに戻る決心を…平次に次ぎ会うときまでに。。

やからぁ平次が東京に行ってから今年がもう終わるそんときまで平次に1度も会いに行かへんかったし、メールも電話もせえへんかったぁ。いい感じで隣に平次がいない日々も日常になってきていた。新しい友達、楽しいサークルそしてバイト。毎日がいい感じに平次を忘れさせてくれてたんやぁ。


そう今年ももう終わるおおみそかの晩…平次が帰って来るまでは…

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