辺境の地に戻って来た二人
結婚式を終え一週間、カプリコーン村への引っ越しの為、大荷物だった。
家具はフィンが人を手配し運んでもらったらしい。
引っ越しといっても、ずっとはいられなく、1ヶ月後はとりあえず、またこの大邸宅に戻る。
フィンはずっとご機嫌で馬車の中でもずっと抱き寄せ離さなかった。
カプリコーン村につくと、村の入り口に村の方々が集まり待ち構えていた。
村の方々に挨拶をし、あのボロ家に戻ってきた。
「フィン、嬉しいです。また一緒に家を直しましょうね。」
「ああ、楽しみだ。家も少しずつ増築しよう。」
家の中に入ると大きなベッドがありビックリした。
「寝室には入りきらなかったらしいからここに置いて置くようにした。どうせ二人なんだから構わないだろう。」
「ルディ達はどうするのですか?」
「村から通ってもらう。この家の側に、ルディ達の住める家も建てているからそれまではな。」
「一緒に住まないのですか?」
「新婚だからダメだ。エスカに夜逃げられては困る。」
それってつまり…。
確かにルディ達といたら、この小さな家では初夜のようにはいかない。
初夜から毎晩のことを思い出すと、ゆでダコになった。
「可愛いな。思い出してくれているのか?」
フィンが抱き寄せると、ルディが、荷物を降ろしながら声をかけた。
「イチャついてないで片付けてくれ。」
ギルとノーグも笑っていた。
この辺境の地で祈りを捧げ、フィンと生活をする。
フィンは一目惚れと言っていたけど私もそうかもしれない。
ずっと気になっていた。
フィンが素敵過ぎて自分の気持ちにすぐに気がつかなかったけど。
「エスカに逢えて良かった。一生大事にするよ。」
「フィン、お願いします。」
フィンと夫婦になり、この家の前で二人で引かれるようにキスをしていた。




