ヘクトル様のお話
フィンと二人ソファーに座り、向かいにはヘクトル様、ルディ達は私の後ろに立っていた。
「いきなりこんな話をして申し訳ありませんが、我が国に来ていただきたい。鉱山の発掘量が減っているんです。」
ヘクトル様は話し始めると、段々顔色が悪くなっていった。
「昨日も事故が起こりその対応に終われまして…今日来るのが遅くなったのはその為です。」
ヘクトル様は顔色悪く話を続け重苦しい空気になっていった。
「あの大丈夫ですか?お顔の色が悪いようですけど。」
ヘクトル様はすみません、と謝るが顔色は悪いままだった。
「エスカを貴殿の国に行くかはこちらで話し決めます。ご心労があるようですので今日はお休みになられた方がいい。ギル送って差し上げてくれ。」
フィンに言われ、ヘクトル様はギルに送られ部屋に行った。
「フィン、ヘクトル様は大丈夫でしょうか?」
「参っているようだな。」
「…なんだか悪い何かを感じました。」
「どういう意味だ?」
「よくわかりませんが、誰かが呪いをかけているかもしれません。」
フィンは渋い顔になり、ルディと顔を見合わせた。
「エスカが行くかどうかは少し様子を見よう。ルディ、ノーグ二人とも気をつけてくれ。」
「でも、お困りでしたしヘクトル様のお力になられた方が…」
「エスカに何かあったら困る。」
フィンはそういうと、ルディ達に今日はもう休むと言い、皆出ていった。
「やっと二人になれた。」
「まあ、フィンたら、いつも一緒ですよ。」
「…結婚するまで落ち着かない。」
フィンとベッドに入るといつも通り、キスまでし、二人で眠った。
明日はソフィア様の結婚式だ。
明日こそは綺麗にドレスを着ようと考えながら眠った。




