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フィンは落ち込みました

部屋を出た後、ため息が出てしまった。


やっと二人でゆっくりベッドに入れると思ったらまさかエスカにあそこまで驚かれるとは、エスカが好きで焦ったのはあるがやはり悲鳴を出されると落ち込むな。

もしかしたら結婚もする気がないのでは?


ルディ達の元に行き、昨日はすまん、と謝ると皆が引いているのがわかった。


「…フィン、大丈夫か?」


皆がドヨーンとした空気になり、自分がそんな雰囲気できたのだろうと悟った。


「フィン、顔に縦線が出ているぞ。」


ルディが言うも俺はため息しか出なかった。

見かねたルディがちょっと来い、と言うので別の部屋に二人で行った。


「フィン落ち込み過ぎだぞ。」


ルディが部屋に入るなり言った。


「…一緒に居るだけで悲鳴だぞ。」

「ベッドで居たんだろ。本当に何もなかったのか?下心はなかったのか?て言うか、一緒に寝てよく我慢できるな。」


女に慣れて、手の早いルディと一緒にするなと言いたかったが、言い返す気にもならなかった。


「はあー、エスカは俺と結婚する気がないのではないだろうか。」

「飛躍し過ぎだろ。エスカは結構世間知らずと言うか疎いところがあるからな。」


疎い…。確かによくわかってないところはあるが、一緒にいてくれると言ってくれたのに、と頭がよぎった。


「…でも、あんなに可愛いエスカが隣にいるのに、結構我慢しているんだが」


我ながら何を言っているのかと思うがこの際言ってみた。


「まあ、少しここで頭を冷やせ。」

「そうする。」


ルディはどうしたもんかと呟きながら、部屋を出ていった。


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