買い物をしました
朝食後は村長のもとに挨拶に行き、今から買い物をすることにした。
「とにかく、あのドアを開けないといけないな。工具も買っていこう。」
トンカチにハンマーにカンヌキに、・・・等々と色々いるわね。持って帰れるかしら?
お金も足りないかも・・・。
「エスカ、お金は気にせずに買いなさい。心配いらないからね。」
「でも・・・」
「俺も一緒に暮らすのだからエスカだけのためじゃないだろ?」
そうでした。一緒に暮らすのでした。
「ありがとうございます、フィン。」
「店主、悪いが家まで買ったものを運んでくれないか?家の前に置いてくれたらいいから。」
店主さんは構わないよと快諾してくれたけど、家の場所を聞いて驚いていた。
あのボロ家を知っているんだろうな。
そして、私が星の乙女だとわかるともっと驚いたが、これからよろしくと言ってくださった。
ここで頑張ろう、と思えてきた。
「エスカ、あと服を買おう。」
「服?」
「お詫びに何か買うと言っただろう。」
「沢山買ってもらいましたよ。」
「あれはプレゼントじゃない。」
騎士様に取ったらこれが普通なのかしら?
あれよこれよと結局、服にエプロンにと色々買って貰ってしまった。
「フィン、本当にいいんですか?
「いいに決まってる。昼からが楽しみだな。」
フィンは私との生活に不安はないのかしら?まだ家にすら入れなのに。不思議な人だわ。
家につくと、買い物を運んでくれた店主の方がちょうどいた。
沢山買ってくれたからと掃除道具を色々サービスしてくれた。
「村長もそうだし、人のよさそうな村でよかったな。やっていけそうだ。」
「フィンもですか?私もそう思いました。気が合いますね。」
あっ、フィンが笑ったわ。嬉しくなったけどこれは私の秘密にしましょう。
私は星の乙女としておつとめをしなくては。