夜会での歓談
夜会へ行くとまずは陛下に挨拶をした。
陛下はフィンの面影がありどこか似ていると思った。
「聖女の儀では、神々しいと思ったが、こちらの姿も美しいな。」
陛下とフィンは笑いあい、私はモジモジしてしまった。
「叔父上、結婚のお話よろしくお願いいたします。」
「誰も反対するものはおらん。フィンにも光が降りたのだからな。」
フィンとの結婚を反対されずどこか安心した。
陛下は次に、子供達を紹介した。
陛下の第1子アルベルト王子と第2子ソフィア王女を紹介した。
二人ともフィンと同じ金髪でとても綺麗だった。
「結婚前に聖女様にお会いできるなんて、フィンに感謝ね。」
ソフィア様は陽気に話してくれた。
「フィンと結婚しないならアルベルトを薦めるつもりだったのじゃが。」
「父上、フィンが怒りますよ。」
アルベルト王子もにこやかに話していた。
「叔父上、お戯れを。エスカと結婚するのは俺だけです。」
フィンはきっぱりと宣言した。
「あの堅物のフィンが意外だな。大体女性に興味があったんだな。」
「騎士の訓練ばかりしてたからね。」
アルベルト様とソフィア様がフィンを囃し立てるように話した。
「二人ともそれくらいにしてくれ。エスカがビックリする。」
フィンが呆れたように止めた。
「エスカ様、私来月には結婚しますの。ぜひフィンと来て下さい。」
ソフィア様が手をとり、笑顔で言い、フィンに来てくれるわよね。と言った。
「必ず行きます。」
誘ってくれたことが嬉しく力一杯返事した。
「エスカ、俺達の結婚式も早くしよう。」
「はは、父上フィンはエスカ様との結婚が待ちきれないようですよ。」
「結婚は良いことだ。楽しみが増えるな。」
皆で笑いあい、楽しい一時を過ごした。
でもダンスはできず、フィンは、聖女になられたばかりですからどうぞ今日は、と上手く交わしてくれていた。




