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騎士団の出立


エスカとオリビアは廃墟となっている砦に捕まっており、そこは裏取引をしている闇商人達とエレナの父親のバーンズ侯爵がいた。

エレナも父親の側におり、早くエスカをどうにかして、と父親にねだっていた。


「あの二人の星の乙女を売ったらワシはしばらく王都を離れる。最近、騎士団がかぎまわっているようだからな。」


エレナの父親のバーンズ侯爵は騎士団の動きに薄々気付いていた。


「私がフィン様と結婚すればすぐに王都に戻れるわ。だから早くエスカをどこかにやって下さいな。」


エレナはまだフィンが諦められず、エスカが邪魔だった。


「はは、星の乙女を欲しがる輩は多いですからな。すぐに売り手が見つかります。もう少し値を釣り上げてもいいくらいですよ。」

「早く売りたいからな。今は騎士団に見つかる方がマズイ。」

「エスカが居なくなればどうでもいいわ。あの子さえいなかったらフィン様も目が覚めるわ。絶対許さないから!」

「全くだ。フィン殿も何を考えているのか。エレナとの結婚に何が不満なのだか。」


父親はエレナを溺愛し、必死でフィンと結婚させようとしていた。




王都では、バーンズ侯爵邸に潜入していた騎士が裏取引の手掛かりを見つけていた。


サジタリアス村のオリビアの護衛騎士がバーンズ侯爵邸に匿われていたのだ。

護衛騎士は捕縛され尋問を受け、騎士団にバーンズ侯爵の裏取引が明らかになった。


騎士団長はすぐに騎士と出立の準備をした。


「バーンズ侯爵は次はカプリコーン村の星の乙女エスカ殿を狙っている。見つけ次第捕縛せよ!」


騎士団長のかけ声と共に騎士団長は騎士達を率いてカプリコーン村へと馬を走らせた。


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