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一緒に住むらしいです

朝目が覚めると、フィン様の顔が目の前にあり、私は驚きで一杯だった。

フィン様の1つのマントで一緒に寝るなんて、どうしてこうなったの!?


「…エスカ?目が覚めたか?もう寒くないか?昨日は随分震えていたが。」


まさかそれで一緒に寝たの!?


「あの、私…」


「大丈夫だ。何もしてないよ。」


それはそうだ。よく考えたら私みたいなチンチクリンに手を出すわけないわ。

きっと、フィン様には恋人がいらっしゃるだろうし。


「なんかすみません。」

「いや、謝ることないよ。」


そうだ。朝の祈りにいかなくちゃ!


「フィン様、私祈りの間に行って来ます。すみません。」


急いで祈りをし、しばらくして戻るとフィン様は家の周りを見ていました。


「エスカ、教会に言って家を変えてもらおう。」

「えっ、大丈夫です。祈りの合間に少しずつ直しますから。」


本当は力仕事は自信ないけど、教会に帰りたくないし…何も言われたくないのよね。


「こんな所に一人は危険だ。俺の家は村に用意されているが心配だ。」


確かに一人は怖いかも。真っ暗だし。


「よし、決めた。俺もここに住むことにする。二人で家を直そう!」


いやいや、騎士様にそんなことさせられません!


「フィン様にそんなことさせられませんわ!」

「その様付けも止めてくれ。これから一緒に住むんだから。」


決定事項ですか!?


「昨日も言ったがこれからよろしく頼む。必ずエスカを守る。」


素敵な笑顔で言いましたね。


「よろしくお願いいたします、フィン様」


「様は要らないよ。もう一度呼んで。」


「…フィン」


「では、さっそく朝ご飯を食べに行こうか。」


フィンは私が孤児で身分がないことが気にならないのかしら?



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