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護衛騎士の増員


王都の祈りの間の担当の星の乙女は五人だった。

皆が貴族の娘でお金を積み、王都の担当になっていた。

そのせいもありエスカとは違い家も豪華な屋敷だった。


フィンの友人のルディも王都担当の護衛騎士だった。


ルディはフィンの手紙を読み、王都担当のエレナ達ならいじめ位するだろうな、と思った。


ちょうどその時、騎士団長に呼ばれた。

どうやら、サジタリアスの村の件らしい。


星の乙女の捜索を派遣し、それとは別に星の乙女を一人サジタリアスの村に移動させるらしい。


最近は、豊穣と加護が薄れていると噂があり、乙女の祈りが求められていた。


先代の聖女もエレナのような人だったらしい。

その後、早死した先代の聖女は双神への祈りが不充分ではないかと疑われており、現在不在の為、次の聖女が必要だった。


「サジタリアスの村にも再度騎士を派遣するが、他の祈りの間の乙女にも護衛を一人ずつ増員する。皆それぞれ希望があれば言ってくれ。」

騎士団長の言葉に団員は一斉に返事をした。


話が終わった後、ルディは一人騎士団長の元に行った。

ルディは説明するより手紙を見せた方が早いと思いフィンの手紙を渡した。

「これは本当か?いや、フィンが嘘を書くわけないな。」

騎士団長はどうしたもんかと考えていた。

「教会はフィンの素性は知らないのだな。」

「おそらく。教会と違い、エレナ様は侯爵家のものですので知っていますが。」

「教会と陛下には私から掛け合い、金は用意させよう。だが、乙女のもめ事には口は出せんな。」

「フィンにはそう伝えます。」

「ルディはどこか移動の希望を出すのか?」

「俺はフィンと同じカプリコーン村に行こうと思います。どうせ誰も希望しませんから。」

「なら、明日には金を準備させるから持って行ってやれ。苦労しているだろう。」

「わかりました。」


明日には、教会から護衛騎士の増員の発表が行われることとなった。


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