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ハエたたき?それはフライ返しです

美味しい焼きたてパンを食べて、お昼用のパンも、またフィンが買ってくれた。

教会からの生活費を全然使って無いけど本当にいいのかしら?


「エスカ、悪いけどちょっとだけ、パンを持ってて。手紙を出して来るから。」


フィンが郵便屋さんに手紙を出しに行った。

パンの良い匂いがするわ。ここに来てから三食とって、お腹が空くことがない気がするわ。


「エスカ、お待たせ。」

「もう終わりました?」

「手紙を出すだけだからね。今日は何を買って帰ろうか?」

「あのー、今日も買い物して大丈夫ですか?お金が…」

「気にしなくて良いと言っただろう。ほしいものはないのか?」


言ってもいいかしら?


「実はお鍋がほしいのです。」

「鍋?料理ができるのか?」

「立派なものは出来ませんが、」

「俺に作ってくれるのか?」

「作ります。」

「楽しみだ。すぐに行こうか。」


フィンは私の持っているパンを受け取りお鍋の店に向かった。

なんだか嬉しそう。


雑貨屋にはお鍋の他に色々あった。


「鍋も色々あるんだな。これは何だ?ハエタタキか?」

「それはフライ返しです。」


ハエタタキは知っているのにフライ返しは知らないの!?ビックリだわ。


「そう言えば風呂も入ってないな。石鹸も買うか。エスカの好きな石鹸を選んでくれ。」


色んな色の石鹸がある。

このピンクの花の形で可愛いわ。


「私が選んでもいいのですか?」

「女性は気になるだろう。」

「では、このピンクのを下さい。」


すごい。石鹸だわ。いつも水浴びが主だったのに。


「フィン、荷物重くないですか?」

「エスカの嬉しそうな顔が見られて楽しいよ。」


うぅ、顔に出てたかしら?


フィンは鍋やフライパンなど調理器具をガチャガチャと抱え、楽しそうだった。


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