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地雷のおかげで生きている男  作者: おむすびさん
エリーゼと【ブライゼン】
59/62

死亡フラグと俺の本心

 ※良い評価ありがとうございます。前話を投稿して気づいて、嬉しかったです。

 目が覚めると、さっきまでの激戦の惨状が凄かった。

 それらを片付けて鍛練をした。


 いつものように、【神速】を練習をした。昨日で足踏みしないといけない数が減った。今は3回でいける。


刀は一人での鍛練のやり方が分からないし、【神速】がもう少し上手く出来たら、師匠やマリンに教えてもらうつもりだ。


 でも、おかしいな…。【神速】の練習していたら、限界突破組が上がるはずなんだが、全然上がらない。

 不思議に思いながらも、昨日で上がり過ぎたのかもな。と思って納得した。


 しばらく鍛練をしていると、マリンがやって来た。おはようの挨拶をして、

「おはよう。一緒に鍛練する?」


「おはようございます。鍛練の前にお話があります。よろしいですか?」


 なんだろう?改まって…ちょっと怖いな。

「…いいよ。」


「ご主人様に私を一番愛してる。と言われてとても嬉しかったんですが、もし、私じゃなくてカンナやエリーゼに言われたら、ものすごく嫉妬したと思います。…さっきまでの二人の態度は、そういう事ですよ。ご主人様は分かってなさそうだったので…。」


 うわーっ…。そういう事か…。なんで言われるまで気づかなかったんだろう。マリンも言いにくかっただろうな。俺って最低だな…。


「マリン、ありがとう。しっかり話してみるよ。でも、俺が一番愛してるのは、本当にマリンだよ。」


「っ…わ、分かってくれれば良いんです。」

 マリンは顔を赤くして中に入っていった。

 一緒に鍛練したかったんだが…。


 仕方ないのでまた一人で鍛練していると、師匠がやって来た。

「ジン、昨日はすまんな。かなりイラついてたんだ。」


「いえいえ、俺も師匠の立場なら同じようにしたと思います。」


「そう言ってもらえると嬉しい。もちろん、イラついた事もあるんだが、他にも理由があるんだ。聞いてくれるか?」

 俺が肯定すると、師匠は話し始めた。


「【アナライ】に帰ったら、また野良迷宮の討伐に行く。前回行ってみて、やはり、深層になると強敵だ。俺も死ぬつもりはないが、覚悟はしている。万が一、億が一があるかもしれない。迷宮討伐するまでは、昨日しかお前を、本格的に鍛える時間がなかったから、厳しめにやったんだ。…俺とアンナに、なんかあったらカンナをよろしく頼む。」

 師匠が頭を下げた。


 …し、師匠…。

 死亡フラグ立てんじゃねぇ。と言いたいが、いざ言われると、

「…はい。任せてください。師匠に頼まれなくても、カンナは大事な人ですから。そんな事は絶対ないとは思いますが…。師匠、くれぐれも無理しないでください。門番の仕事は、出来る限りいつでも代わりますから…。」

 こんな事しか言えないな…。


「それを聞いて安心した。これで大丈夫だな。」


 なんか全然大丈夫じゃない感じがするんだが…。

 そんなモヤモヤした気分で、師匠と鍛練をしていると、


「ジン、もっと集中しろ!珍しいな。なにかあったのか!?」


 師匠のせいだよ。

 くそっ…。それは言い訳だな。少しでも強くならないとな。集中だ。集中。


 しばらくの間、集中して鍛練をしていると、女将さんが自分の部屋から呼んで、師匠は部屋に戻り、しばらくすると女将さんと一緒に会議に向かった。


 師匠が部屋に戻ったので、俺も部屋に戻り、キレイにするモン具で自分の体をキレイにした。


 その後、ルームサービスでマリンと朝食を食べて、ゆったりしていた。

 カンナとエリーゼが起きたのは、昼前くらいだった。

 起きてきたので、俺の本心をカンナとエリーゼに話した。


「カンナ、エリーゼ、昨日は二人の気持ちに、気づいてあげられなかった。ごめん。でも、マリンを一番愛してるのは本当だ。」


 そんな事改まって言わないでいいじゃないか。と思っているんだろう。カンナがふてくされて、エリーゼが悲しい顔した。


「だけど、カンナには、俺の弱いところや、ダメなところを出す事ができる。それにカンナがいるから、俺達のパーティーが一緒に入れれると思う。カンナといる時が、一番楽でリラックスできる。俺はそんなカンナが大好きだ。」


 カンナは、自分はふてくされてる。と演技をしていたが、嬉しい時に我慢している顔になっていた。


「エリーゼは魂が繋がっているからか、付き合いが一番少ないけど、一番信頼できるし…」


 エリーゼの耳元で、「二人には悪いけど、一番体の相性が良い。内緒だよ。」と囁いた。


 すると、エリーゼは顔を真っ赤にしていた。


「こんな俺だけど、これからも一緒に暮らして、冒険をしたい。そしていつかは、四人で結婚したい。これが俺の本心だ。」


 『誰かに刺されて死ね』

 …ん、なにか聞こえた気がしたが…。この三人ではないな。気のせいか。


 閑話休題。


 三人とも納得してくれたか、分からないがこれからも一緒に過ごす事になった。


 そして、その為の条件を言われた。

 カンナは、カンナだけ、みんなの事を呼び捨てで呼んでいいこと。

 エリーゼは、みんな、自分の事をエリーと呼んでほしいこと。


 きっと、これは俺じゃなくて、マリンに聞いてるな。

 マリンの様子を見て、大丈夫そうだったので肯定した。俺が肯定したあとに、マリンも肯定した。


 オークションは会議が終わった後にあるので、それまで、出来るだけ、【黒ランプ】を出ないようにした。出たらなにか起きそうな気がした。


 それに俺のパーティーは、全員、他人と喋るのが苦手だし、嫌いだからな。


 その間は、ゆったりしたり、鍛練したり、いろんな事をした。

 食事は全てルームサービスだった。


 無事会議が終わった。


「ジン、ほら、約束の物だ。」

 女将さんが【赦免書】を20枚持ってきた。


「えっ…、もう貰ったんですか?もうしばらくかかると思ったんですが…。」


「そうだね。【ブライゼン】の街長が…いや、多分オーブリオンが協力してくれてね。【赦免書】を作る道具を貸してくれたんだ。詳しい事は言えなが、道具は同じだからね。それで━━。」


 女将さんの話をまとめると、道具は同じだから、それぞれの街長が使えば問題ないらしい。

 それで女将さんが、貸しのある街長達に、【赦免書】を作らせたらしい。

 【赦免書】を渡すのも、リスクがあって、渡した相手がまた罪を犯すと他の街から制裁があるのだが、今回、【ブライゼン】も作っているから、そのリスクが低くなる。【ブライゼン】に歯向かえる街は今のところないので、大金を払うより、リスクの低い【赦免書】を全員作ったらしい。


 リオン様、様だ。


 エリーゼともいつかは正式に結婚したいので、あと20枚集めないといけない。


 とりあえず、俺のパーティーで神殿に行く事になった。


 神殿に行き、ロボット神官に【赦免書】を10枚渡して手続きをした。

 そして、エリーゼの【偽言鬼】を消してもらった。


 その後、エリーゼが部屋に入った。


 しばらくすると、興奮した様子で出てきた。

「カンナちゃん、ありがとう。カンナちゃんとアンナさんが、エリーにしっかり鍛練してくれてたから、【治士】を飛ばして【治療士】になれたよ。」


 それから、迷宮に行ってエリーのレベルを上げた。


 迷宮から帰ると、女将さんにもエリーはお礼を言っていた。

 すると、女将さんはこんなに真っ直ぐにお礼を言われて、嬉しそうだったが少し困っていた。


 そんな様子を見て、なんだかほっこりした。


 エリーが奴隷になったので、マリンとカンナも奴隷になった。


 次の日、昨日会議が終わったので、オークションが始まる。

 パーティーは、もういいが、家事をしてくれる人と、良い装備品が出品されてないかを見に行くためだ。


 家事をしてくれる人は、女将さんが迷宮討伐や、その準備でいないので、代わりにやってくれる人が必要だ。


 母さんが入院して、一人暮らしをしてたので、大丈夫だと思っていたが、四人分となると大変だ。毎日やってくれていた女将さんに感謝した。あれだけやるなら、不機嫌にもなるはずだ。


 閑話休題。


 家事をやってくれるといっても、俺はいろいろあるので、トラブルに巻き込まれた時に、普通の人では心配だ。

 オークションに出されるものは、事前に見たり、聞いたりできるので、一応相手の要求も聞いて、出来るだけ俺達と相性の良い人と一緒に暮らしたい。


 そんなに都合よく、俺達と相性の良い人がいる訳がないか…。それにいたとしても、買えるかは分からないしな。と思いながらも、少し期待をしてオークションがある場所へ向かった。

 お読み頂きありがとうございます。


 ※これで4章終わりです。

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