私の運命2 ~マリン~
「お待たせしました。お詫びに1000万フレ値引きさせて頂きます。」
値引きの話をしていた。
私は先ほどの奴隷が出された理由がわかった。彼は【翻訳ピアス】をしていた。
さっきの奴隷達の顔ぶれを見るに、彼は冒険者でパーティーを探しているのだろう。そんな彼が【翻訳ピアス】をしているから、前の奴隷達はバカにしたか、なにかしたのだろう。
でも、私は面白いと思った。【翻訳ピアス】した彼が普通じゃないからだ。しかも、なぜかこの人と一緒にいたい。と思った。
そんな時、彼と目が合った。なぜかとてもビックリしていた。
その後、男の奴隷の紹介はあまり、お眼鏡にかからなかったようだ。
その間、チラチラこちらを見ていた。
それで男の奴隷の紹介が終わった。
「こちらの商品は私の店で1番オススメです。レベル3と1番高く良い商品です。ただその分お値段は高くなり、値段が7000万フレになるので難しいと思いますが、こういう奴隷もいます。」
いつものように、私を売るつもりがないけれど、自分の奴隷商店は凄いでしょのアピールがおわった。
その間、私を見てビックリしていた。
レベル3のステータスでも見てビックリしているのかと思った。
「彼女の事を聞いても良いですか?」
彼が言ってきた。
期待を持たせるのをやめてほしかった。
「はい。彼女の名前はマリン、レベル3の人龍族でいろいろなスキル━━━━倍以上で売れるんですが…。」
すると彼は、伽のところでがっかりしていた。
やっぱりそこを気にするのか…と残念がった。ってそんな残念がるなんて、私は傲慢なのかな…と考えていた。
閑話休題。
ルソーはそんな風に、私には伽しか価値がないと言っているのに、反論できない。私は心が折れかけていた。
「やっぱりそこは気にしますよね。」
ルソーが言った時、彼はゲスを見る顔してルソーを見ていた。
「すみません。2人で話す事って出来ますか?」
そんな風に期待させないでと思った。
「はい。大丈夫ですよ。終わったらそちらのベルを鳴らして下さい。」
ルソーが言い、男性奴隷と一緒に部屋から出ていった。
「すみません。マリンさんはどういう経緯で奴隷に?言いたくなかったら言いたくないと言って頂いてかまいません。」
と私に丁寧に話してくれた。
そんな彼に好感をもち、私が奴隷になった経緯を話した。
これで終わりか…と思った。良い思い出ができた。と考えていると
「ありがとう。じゃあ俺が買ったら迷宮に行ってもらうけど大丈夫?その際に経験値は俺の総取りになるけど。」
なんて言った!?経験値総取りなんて、当たり前だとも思い、私を買ってくれるのかと、ビックリして確認をとった。
すると彼は、
「大丈夫だよ。興味ないし逃げ足だけは早いからね。俺が買っても大丈夫?」
貴族なんてどうでもいいし、いざとなったら一緒に逃げようと言ったのだ。信じられない。
この街に来て初めて泣いてしまった。
「嫌なら買わないよ。経験値の問題?」
そんな私を見て盛大に勘違いしていた。
「違います。あなたが大丈夫であれば。買って頂きたいです。」
自分の正直な気持ちを言った。
私が泣き止むまで、待ってくれた配慮が素敵だった。
その後、ベルをならしてルソーを呼んでいた。
「彼女を購入します。」
その一言で、夢じゃないのかとこっそり、自分のももをつねった。痛い…。
その後、ルソーの行動全てが滑稽に見えた。特に彼…違うなご主人様が黒金貨と白金貨を出した時は傑作だった。
ルソーの顔が目は見開いて、口がポカーンと開いていた。
買えないと思って紹介したのに、そんな彼がお金を持っていた現実を受け止めきれないのだろう。
それはそうだろう。
あとしばらく待つだけで大金になっていたのに、それの半値以下で売らないといけないのだから。
それに貴族に目をつけられるのだ。
その後、ルソーは購入を諦めるように言っていたが、ご主人様は聞く耳もたずで契約が終わり、ご主人様と一緒に奴隷商店をでた。
奴隷商店をでた後、いろいろ配慮したり、笑顔が可愛いって言ってくれたり、私は優しい弟ができたみたいで、とても嬉しかった。
話をしているうちに、ご主人様が記憶喪失している事を知り、返品するようにと言った。
ルソーも喜んで返品に応じるだろう。
最後に笑う事もできたしと、思っていたら怒られた。自分を物扱いするなと…。
だって奴隷は物だ。契約のなかでしか、権利がない。それがこの世界の常識だ。
本当にご主人様は記憶喪失なんだと思った。
その後、謝罪じゃなくお礼を言ってくれと言われた。
その言葉にポカーンと口が空いてしまった。恥ずかしい。
話の途中で、記憶喪失なのに━━って聞いたら、後で話してくれるらしい。
宿屋につき、痴話喧嘩と言われた時は、恐れ多い。とも思ったが、とても恥ずかしかったので、ご主人様の方を向けなかった。
その後、私の事を話した。
そしたら頭を撫でてくれた。父を思い出し、とても嬉しかったのでもう少ししてほしかった。
ご主人様の話を聞いてとても驚いた。
ご主人様の前の世界の話を聞いた時、映像にノイズが…。あれ…ノイズってなに?と一瞬思ったがすぐに忘れた。
ハイエルフだとは思わなかった。伝説の種族で、物語のなかの生き物だと思っていたのに、とてもビックリした。
この宿のご飯はとても美味しかった。
その際、ご主人様呼びをどうにかして欲しいと言われたが、これが常識だと断った。
確かに、奴隷のなかには、主人の事を名前で呼ぶ人はいるが、奴隷のなかでは常識なのだ。嘘は言っていない。
それと、【翻訳ピアス】の話をしたら、とてもショックを受けていた。
弟が失敗して、落ち込んでいるみたいに思えて励ました。
部屋に入り、迷宮の話をした。
ご主人様のステータスを見て、固有スキルを沢山持っていて、凄いスキルばかりで、さらにビックリしたが平静を装いアドバイスをした。
私もソロだったので、本当はあまり知らなかったが、頭をフル稼働させ、私を誘う時に、いろいろ言っていたことを、思い出しながら言った。
武器は【斬兎刀】を勧めた。【斬兎刀】の話を聞いて嫌そうだったが、私はご主人様が恥ずかしい思いをしても、生きて欲しいのでうまく誘導した。
多分、バレなかったと思う。
頭をフル稼働させたのか、安心したのかは分からないが、ご主人様より先に寝てしまった。
起きたら、良い匂いがして気持ち良く起きたら、ベッドに寝ていてビックリした。
その際に、スキルの話で気にするなと言われたが、私ばかり良い思いをしているんじゃないかと思い、なんか嫌だった。
朝食を食べてやっぱり美味しかった。
ご主人様も美味しいと、本気で言っていたので安心した。
昨日は、あまり美味しそうに食べていなかったから、私と味覚が違うのかと、心配したが大丈夫のようだ。
朝食後に私の買い物に行った。私ばかりと思っていたので遠慮していた。
すると、クルカさんに会って買い物を手伝ってくれ、私の好みの物を選んでくれた。
その間、ご主人様は荷物持ちみたいにしたあげく、所持金をほとんど、出させてしまい申し訳なかった。
それと、クルカさんと楽しそうにご主人様が話していると、なんだか嫌だった。
その後、鍛練をした。初心者講習の時に、教えてもらったことを私が教えて鍛練した。
教え方がヘタクソだったのか、ご主人様はあまり上がらなかった。
忍者ジョブだからと言い訳を言ったが、ご主人様に通じずに恥ずかしくて、そっぽを向いてしまった。
怒られるかなと思ったら、なぜかご主人様がショックを受けていた。
なぜ…。と思っていると女将さんから夕食のお誘いがきたので、一人ずつ部屋に行き、お湯で体を拭いて、美味しい夕食を食べた。
ご主人様はまた、夕食をあまり美味しそうに食べてなかった。
ご主人様は夕食を美味しく食べれないのかな?と不思議に思った。
部屋に戻り少し話をしたら、なにも言わずにご主人様がベッドに寝た。良かったのだが少し寂しかった。
しばらくすると、ご主人様が起きたので寝たふりをした。
すると、私をお姫様抱っこして、ベッドに運んでくれた。少し無理して運んでいる姿が可愛いかった。
ベッドの中はやっぱり良い匂いがして、寝れなかった。
ご主人様が部屋を出た後、床に戻り眠った。
目が覚めるとまたベッドにいた。また運んでくれたのかと、いとおしく思い、そう思った事にビックリした。
なんでベッドを使わない。とご主人様に怒られて、しょんぼりしていた。朝食の味が分からないほど落ち込んでいた。
その後、部屋でどうしよう。ご主人様に嫌われた。と泣きそうになったが我慢して、待たせないように急いで着替えた。
迷宮で私の実力を見せて、誉めてもらおう。と考えながら部屋を出た。
※まだ続きます。
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