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地雷のおかげで生きている男  作者: おむすびさん
この世界の常識とマリン
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受付嬢とマリンの反抗

 食後、部屋に戻り迷宮の話の続きをしていたが、マリンがうとうとしていた。とりあえず床に寝せた後、ベッドに運んで、神殿へ向かった。


 話をしていて俺の役割は【避けタンク兼サイドアタッカー兼斥候】になった。

 その為に良いジョブは【忍者】ジョブという事になった。

 【忍者】がバレるのは違うだろと思いもしたし、【忍者】のスキルには【隠密】系スキルがあるからダメだろうと思いはしたが、【斬兎刀】の存在をマリンに聞いて、そういえばそれがあったと思いだし、【忍者】ジョブに就くことにした。


 【斬兎刀】は【翻訳ピアス】を凌ぐ、クラスと性能が合っていない武器として有名らしい。

 その事で、また痛いと思われるかもしれないが、【()(寿命)は代えられない】と思い、割りきった。


 神殿に着きジョブを【下忍】に変え、宿屋に戻り床で寝た。


 目を覚ましたが、まだ暗かった。マリンを見たら寝ていた。寝ていたが涙の跡があった。昔の事を思い出しているのか、貴族の件で不安だったのか、また違う理由かはわからないが、『必ず守る』とより一層、そう思った。


 早朝、マリンが起きて、マリンはベッドを使った事を申し訳なく思っていたが、スキルの事を言ってその後ベッドがもったいないからと言って、これからもそうしようと納得させた。…多分…きっと…納得した…と思う。


 そんな話をしていると女将さんから、朝飯が出来たと言われたので、食堂に行ってオススメを聞いて朝飯を食べた。昨日の事が嘘のように美味しかった。


 その後、マリンの装備と日用品を買いにいったが、遠慮するので、どうしようかと思っていた。

 俺も女性の日用品なんてよく分からなかったが、俺でも足りないだろうという事は分かったので困っていた。


 すると昨日の受付嬢がいた。今日は休みの様だった。

 昨日、パーティー斡旋するつもりなかっただろう。という事を遠回しに言って協力させて、マリンの装備と日用品を買った。所持金がほぼなくなった。


 やはり女性の買い物は長いようで終わった時は日が沈んでいた。マリンはずっと申し訳なさそうにしていた。

 受付嬢の名前はクルカさんだった。

 お礼に昼飯をおごり、服をクルカさんに買ってあげた。

 買い物の間に【斬兎刀】の話をしたら、珍獣を見た。みたいな顔をしていた。


 今日は迷宮に行かなかった。ずっとマリンが、申し訳なさそうにしていたので、なんとなく危ないかなと思い行かなかった。


 昨日の時間に飯が食べれるように、宿屋の庭を借りてマリンと一緒に夜遅くまで鍛練や連携の練習をしていた。すると、俺のステータスの実数値が伸びるのが遅かった。


 ハイエルフ仕様だったのか、【魔の深淵】のせいか、それともマリンがすごいのかはわからないが、STR DEF AGIはマリンの方がAGI以外すごく高いのに実数値が3全て上がった。それに対し、俺はAGI以外1しか上がらかなかった。AGIは1も伸びなかった。


 【下剋上】は鍛練では意味がないようだった。少し期待していたぶんショックだった。

 マリンは「【忍者】ジョブだからですよ。」と励ましてくれたが「普通は?」と聞いたら、黙って目を反らした。


 そんな話をしていると女将さんが、空いたよと言ってきたので一人ずつ部屋入って、お湯で体を拭き、食堂に行ってオススメを食べた。


 今日も味がしなかった。

 俺は夕飯を美味しく食べれない呪いでも受けたのか。とバカな考えをしながら、晩飯を食べ部屋へ戻った。


 部屋に戻り、財政状況や連携の話をして、ベッドの問題で揉めるのが嫌だったので、ベッドに寝たが、マリンの匂いがして心を揺さぶられたが、【魔の深淵】の効果か、【夙興夜寝】の効果で寝る事ができた。


 その後、起きたらマリンが、床で寝ていたのでベッドに運び、俺は一人宿屋の庭で鍛練をしていた。STRを上げるために、ひたすら鍛練をして1上がった。DEFの鍛練は痛いので諦めた。


 1上がったのを確認した後、部屋に戻るとマリンが床で寝ていた。

 ため息をついてベッドへ運び、部屋でできるMP鍛練をしながら朝を待った。実数値は1上がった。


 朝になりマリンが起きた。またベッドに寝ていて驚いていた。

「マリン、おはよう。なんで床に寝てたの?」


「申し訳ありません。やっぱり奴隷がご主人様のベッドに寝るのは間違いだと思います。…しかもご主人様の良い匂いで眠れなかったし…。」


 最後の方は聞こえなかったが、またこの話か…。とうんざりしていた。

 どうやら最初の時は寝た振りをしていたようだ。その後、俺が鍛練している時に床に戻ったらしい。


 それなら部屋で鍛練すればいいかと考え、その時はなにも言わなかった。


 そんな風に考えてると昨日と同じように、女将さんから朝飯の事を聞き、昨日と同じように美味しく頂いた。

 マリンはあまり美味しそうじゃなかった。嫌いなものでも入っていたのか?


 その後、マリンは装備する為に部屋へ戻り、俺は食堂で待った。


 マリンが昨日買った装備をして戻ってくると、宿屋を出て冒険者ギルドに向かった。


 冒険者ギルドへ着き、クルカさんがいたのでそこへ向かった。

「おはようございます。朝早いですね。」


「はい。誰かさんが遠慮せずに服を買ったのでお金が必要なんです。」

 冗談を言うと


「そんな悪い人がいるなんて、信じられません。私が成敗しますよ。」


 惚けた言い方が面白く2人で笑っていたが、急にクルカさんが青い顔をして

「ざ、ざ【斬兎刀】借りるんでしたね、ま、マリンさんもなにか借りられますか?」


 …。マリンがなにも答えないので

「マリンはどうする?」

 と俺が確認すると


「いえ、大丈夫です。初心者武器より私の【龍鱗】の方が丈夫ですから私は借りなくていいです。」

 と答えた。


 昨日、マリンに無理して買わせていたからムカついたのかな?

「マリン、昨日はクルカさんに俺が頼んだんだ。無理して買い物をさせたのは俺なんだから、クルカさんを無視するのはやめてくれ。」


「…。すみません。気をつけます。クルカ様も申し訳ありませんでした。」

 前になんか言っていたが、しっかりクルカさんにも謝ったので良しとした。


 クルカさんは苦笑いしながら、マリンになにか話したら顔を赤くしてなにか言っていた。

「なに話しているの?」


 もっと顔を赤くして

「な、なんでもありません。さ、さぁご主人様【斬兎刀】を借りて、迷宮に行きましょう。」


 気にはなったが、今日稼がないと夕飯が食べられないので、【斬兎刀】を借りて迷宮に向かおうとクルカさんに話すと、クルカさんは【斬兎刀】を準備してくれていたようだ

 できる受付嬢だな、なんて考えながら迷宮に向かった。


 迷宮は朝早い事あって、あまり並んでなかったので、割と早く迷宮に行った。


 迷宮ではどんどん進んだ。戦闘では俺はいらない子だった。マリンが1分かからず倒していった。うまくいくときは10秒もかからない。


 マリンは、【龍鱗】を使って拳の上から40センチの刃物みたいな鱗を出して、モンスターを倒していった。倒したら戻していて、暗器みたいだった。

 マリンの方がよっぽど忍者っぽかった。

「ご主人様のおかげで敵に不意討ちせずにすみます。」


 マリンは言ってくれたが、それくらいしか役に立たないと言われたような気がした。


 そんなことないか。きっとマリンはそんなこと思わないし、斥候の大切さを俺より分かっているのだろう。


 そんな感じで進んでいき3階層に着いた。

 ここまで、MPを使わずに来れた。初めて見るモンスターも3体くらい出てきたが、マリンが雑魚ですからMP使うのはもったいない。と言って鑑定させてもらえなかった。


 3階層からレベル2のモンスターも出るらしい。それにここから、複数でモンスターが出てくる。


 ここを抜ければ初心者卒業だ。

 読んで頂きありがとうございます。

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