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地雷のおかげで生きている男  作者: おむすびさん
この世界の常識とマリン
12/62

覗き間

 少し歩くと、門に着いた。

「止まれ!!初めてみる顔だな、こんな時間にどうした。なんでこの街に来た。」


「実は、ステータス以外の事くらいしか、なにも覚えてなくて、それを探しに来ました。なので常識があまりありません。」


「嘘をつくなっ!お前の状態【良好】じゃないか!!」


 この人、何種類も【鑑定】持ってたのか…。

 MPケチって、鑑定しなかったのが裏目にでた。どうするか?悩んでいると


「もしかして【偽装】使ってるのか、【記憶喪失】の若造だと盗賊に狙われるからな」

 勘違いしてくれた。


「そ、そうです。」


「そうか…。街に入る前は【偽装】を外せ、じゃないと疑われるぞ。常識だ。それじゃあオーブ(これ)に触れてくれ。」


「これはなんですか?」


「こんな事も忘れたのか…これは、種族とジョブを調べる道具だ。モンスターや犯罪者は、街に通せないからな!これの前では、【偽装】も形無しだな。お前…【偽装】とらないのか?」


 めっちゃ疑われてる。


「えっ…能力みるのマナー違反じゃないんですか?」


「門番は違うだろ。それも常識だぞ。」


「ちょっと、今回はやめておきます。それが常識だと私にはわからないので…。」


「…わはは!そうだな!冒険者なら、なんでも疑ったほうが長生きできる。まぁ、さっきの常識(やつ)は本当だがな。街の奴に…いや、騙される可能性があるか…。頑張って、稼いで奴隷を買って常識を教えてもらえ。それじゃあオーブに触ってくれ!」


 奴隷か…やっぱいるのか…。

 あまり俺には関係ないな。奴隷パーティーの話とかネット小説で羨ましかったりしたけど、なんか最近、性欲ないんだよなぁ…。


 って不味い職業変えないと。よし、これで大丈夫だ。


 触ると、

 名前:ジン 種族:ハーフエルフ JOB:魔術士

 とオーブに映った。


 よし、こっちもこっそり鑑定しよう。スキルまでは良いか、MP半分以下しかないし。【神鑑定】と念じた。


 1/2


 名前:ボルドー·ラッシュ 種族:人族 LV :7(2/35)


 JOB:剣豪 JOB LV:7(2532/5000)


 状態:良好 属性:火·風·無


 MP :390/390-450 STR:1127-1304


 DFE:1232-1453 INT:150-192


 AGL:1173-1331 ST:2258/2383-2573


 ヤバい、いろんな意味で…まずなんで、貴族が門番してるんだ。おかしいだろ!

 しかも、強すぎるし、能力高過ぎだろ…スキルまで見てたら死んでたかもな。


 ボルドーさんの目付きが変わった。嫌な予感がした。

 あの従神様の次くらいサイレンがうるさい。動揺し過ぎてバレたか…?


「…。お前そんななりして魔術士か…もしかして盗賊にやられたか?」


「い、いえ、モンスターにやられました。」

 フッフッ、ここらに盗賊いるか限らないからな。そんな誘導尋問にはひっかからないぞ。


「なんで、武器なくしたのに笑ってんだ。もしかして…そういう趣味(こと)か?」


 ヤバいぞ、なんか疑われてる?


「そういうことって、どういう事ですか?」

 少し、サイレンが小さくなった?


「これは、真性だな(ヤバいな)、でも、ちょうど良いか。」

 なんか、サイレンは止まったけど、嫌な予感が悪寒になった。


「な、なにか言いました?」


「いやいや、なんでもない。ジン、宿決まっているのか?それよりお金持っているのか?」


 【ボックス】から金貨?を5枚(4分の1)だして、


「これくらいしかないです。それで、どこか安くて良いところありますか?」


「それなら【ヤスラギ亭】ってところが良いぞ。チッとボロいが安くて、飯がうまい。あと冒険者ギルドにも近いほうだからな。あとお前まだ初心者だろ。【偽装】もいいが、それだと盛り過ぎだ。一週間後に冒険者ギルドで、俺の初心者講習がある。いろいろ教えてやる。それと、門番鑑定するの犯罪だから気をつけろよ。」


 しっかり釘をさされたな。


「すみませんでした。あと、なんで貴族様が門番してるんですか?」


「はぁ…。本当になにも知らないんだな。犯罪者が入らないように強いやつが門番するんだよ。弱いやつだと入られるからな。どの街でも貴族になるくらい強い奴か、それに準ずる強さの奴がやってるよ。だから、ジョブとレベルまでなら良いが、門番のステータスを鑑定したら、重罪になるんだよ。自慢になるがこの街で、俺に勝てるやつはいないと思うぞ。」


 よく分からなかったが、ここは納得しておこう。


「ありがとうございます。本当に知らなかったんです。許してください。」


「あー良いぞ。捕まえるならとっくにそうしてる。なんか本当みたいだからな。気をつけろよ。それとこれを渡しておく…ってこれもわからないか?」


「ハイ。わかりません…。」


「やっぱりか…。これは【冤罪書】っていって犯罪者が許されたときや、奴隷になるときに、ジョブを変える為に必要なものだ。お前も、門番()を鑑定したから【覗き間】に変わってるぞ。宿屋行く前、というか、何かする前に変えてもらえよ。」


 うわーっ。本当になってる。ヤバいな…。横に執行猶予とも載ってる。


 信頼できる人を探すか、本当に奴隷買うかしないといつの間にか犯罪者になってしまう。


「ありがとうございました。神殿ってどこにありますか?」


「しかたないな。ちょっと待ってろ。」


 屯所?に入っていった。しばらくすると、神殿と冒険者ギルド、【ヤスラギ亭】が書かれた地図を渡された。


「一応うまく書けたと思うが、分かるか?地図のみかたはわかるよな?」


 分かりやすい地図をくれた。口ではたまに、なに言ってるのか分からないのに…。


「ハイ!大丈夫です。本当にありがとうございました。」


「じゃあまたな。それと遅れたが【アナライ】の街へようこそ!!一週間後の初心者講習に来いよ。」


「ハイ。また。本当にありがとうございました。」


「いいよ。早く行け。今は夜だから大丈夫だと思うが、犯罪者になにしても罪にならないからな。気をつけて行けよ。」


 なんだそれ、早く神殿行かないとな。一応【神偽装】しておこう。

「ハイ。急いで行きます。さようなら。」


 神殿までダッシュで行き、神殿のなかに入った。おじさん5人と神官の格好をしたロボット?がいた。

 神官?がきて


「オーブニサワッテクダサイ、マタハエンザイショヲワタシテクダサイ」機械音で言った。


 おおっ、これで良いのか、

 【冤罪書】を渡すとそれを食べた。

 えっ…大丈夫なのか? 少し待っていると

「シンデンノセツメイヲ、キキマスカ?」 


「はいお願いします。」


「ヘヤ二アル、ジョブオーブヲサワルト、ナレルジョブガデテキマス。ソノナカカラ、ナリタイジョブヲ、エランデクダサイ。━━。ダイキンハ、ショキュウショクナラタダ。チュウキュウショクナラギンカイチマイ。━━━━━。キンシジコウイチ、シンカンニコウゲキスルコト、二、ジョブオーブヲ、コウゲキスルコト、サン━━━━ナオカンテイモ、コウゲキ二フクマレマス。イジョウデオワリマス。モウイチドキキマスカ?」


 【遊び人】は上級職と一緒の扱いで金貨1枚か…。おじさん達必死だな、()()かはいわないが…


「大丈夫です。ありがとうございます。」


「コチラノヘヤデ、ジョブヲエランデクダサイ。」


 中に入るとデカイオーブがあった。

 これがジョブオーブかな。触ると就けるジョブがでてくるんだったな。よし…。

 触るといろいろ出てきた。迷ってるのが3つある


 【戦士】【魔士】【下忍】


 【戦士】:武器を使って攻撃するジョブの見習い。武器を使った行動でジョブの経験値が上がる。成長補正STR ST 微小


 【魔士】:魔術士の卵。魔力を使った行動でジョブの経験値が上がる。成長補正MP INT 微小


 【下忍】:忍やシーフの卵。斥候の動きをするとジョブの経験値が上がる。成長補正AGI ST 微小


  とりあえず【戦士】にしよう。


 【魔士】は魔神経やってるから、中級魔術もあまり使えないし、【下忍】は斥候の動きってよくわからないし、【戦士】にしよう。


 よし、宿屋に行こうかな。


 神殿の外に出るともう朝だった。


 なんか、あまり腹減ってないし、眠くないから気づかなかった。とりあえず【ヤスラギ亭】に行って部屋を借りておこう。


 【ヤスラギ亭】へむかった。

 

 ※この世界はこの世界の犯罪をした瞬間にジョブが変わります。なので、あまりジョブが変わる犯罪は起こりません。

 故意か過失かも判定され、過失でなにかした場合は執行猶予がつき、貴族に申し立てて、貴族が許せば【冤罪書】をわたされます。貴族も同じなので悪い事はなかなかできませんし、貴族自身の罪は、自身と自身のパーティーの【冤罪書】は効果がありません。

 詐欺はグレーです。故意でも執行猶予がつきます。執行猶予中はできるだけ早く、神殿に行かないといけません。

 ちなみに、貴族は世襲ではありません。強さがなにより優先されます。

 

 

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