SCENE-009- リズ〜グランドジャベリン
「──突貫まで10秒」
「アロウ・スリー、墜失」
「アロウ・シックス、被弾。SRB、信号途絶」
戦域上空の戦術観測機から刻々と送られてくる情報を、第一艦橋の各種管制官たちが読みあげる。
2機のエンジェルアロウが失われ、残るは4機。
我々の推測と計算が的確ならば、まだ充分に勝機はある。
「いけそうですな、司令」
「ええ」
ミシマの問いかけに、私は虚ろげな声を返した。
あと数秒で、オペレーション『キャノンボール』の成否は決する。
今この瞬間、艦隊旗艦の発令ブースにいる司令と艦長にできるのは、成功を祈ることだけ。
もっとも、ろくに日曜礼拝にも行ったことの無い私の祈りに応えてくれる寛大な神がいるかどうかは、神のみぞ知る神秘だけれど──
「アロウ全機、最終加速」
22トンの質量と動力急降下の運動エネルギーを抱いた4機のエンジェルアロウが、いよいよPD8の制限斥力場を射貫かんと挑む。
目指すは、目標の両舷にあるドーム状の構造物──反水素投射砲の砲口。
そこさえ潰せば、パンデモニアムという脅威の本源たる反水素投射砲さえ封じれば、あとはどうにでもなる。
ほどなく、その二個の標的に二本ずつ火柱があがり、
「突貫、成功!」
直径600メートルの巨体を揺さぶるほどの爆発が起こった。
その映像にブリッジ全体がどよめくや、電磁衝撃波によって映像が途絶。
通信傷害は長くても十秒程度だろうが、息を呑んで待つ身にはひどく焦れったい……
「──映像、回復します」
「ターゲットA、B、ともに損壊を確認」
「護衛機は全て健在。帰投ルートに遷移中」
「映像解析──敵主砲は機能を喪失と判定。作戦、成功です」
見事、エンジェルアロウたちは使命を果たしてくれた。
ブリッジに安堵の空気が沁み広がり、私は浮かせていた尻をシートに降ろす。
「それにしても、予想以上の威力ね……」
「爆発の規模からみて、反水素の貯蔵リングまで破壊できたようですな」
つい口をついた感想に、ミシマが静かに応えた。
なるほど。あの大爆発は、奴が胎内に溜めていた反水素によるものか。
合点して、私は総員に指示を飛ばす。
「現時点をもって、最終段階のプランBを破棄。プランAを遂行する」
プランBは、エンジェルアロウによる攻撃が失敗した場合の善後策だ。もう必要無い。
「特例コード〝S9〟を発令。私、リズ・オブライアンの権限において、当作戦の指揮権を〝ネル〟に委譲します。──頼むわ、ネル」
〈了解しました〉
ややエコーのかかった女性の声で、〝ネル〟は応えた。
ネレイドを略してネル。
彼女は本艦に搭載された艦隊参謀AIだ。
もし、私とミシマの双方が職務を遂行できない状況になったときには、ネルが一時的に艦隊の指揮を執ることになっている。
そんな非常時ではないのに彼女に指揮権を委ねたのは、私の気まぐれなどではない。
本部からの指示だ。
ここからの作戦は、試験航海のために本艦隊と同行している特務試作艦〝シグルーン〟が主役となる。
草案段階では、前衛戦闘機三個中隊を投入し、無人機の体当たりと光学兵器による一点集中攻撃をしかける計画だったのだが、GAIA本部の統幕局がシグルーンを使えと言ってきたのだ。
しかし、シグルーンは統幕局の直轄。
私に指揮権は無い。
この場合、一時的に艦隊司令に指揮権が委任されるのが常套だろう。が、本部からの指示は「艦隊参謀AIに指揮させろ」であった。
計画中の無人艦隊の実証実験として、だという。
そのこと自体に異議は無いけれど──
おそらく詭弁だろう、と私はみている。
シグルーンはあまりにも特殊な艦で、私もその全貌を把握してはいない。
したがって、AIに運用を任せるという判断そのものは妥当と言えよう。
疑問なのは、ここに至ってもシグルーンの絶対機密要項が開示されないことだ。
私に指揮権を託さないのは、その秘密に近寄ることを危惧しているからではあるまいか。
艦隊司令であり、現場の最高位の上級少将である私にまで隠したい秘密とは、いったい──?
非常に興味深いけれど、今はネルとシグルーンの手並みを見守るしかない。
「ここからは高みの見物ね」
そうせざるをえないことへの皮肉もこめて、私は軽口を叩いた。
「実際、発令ブースは高みにありますしな」と、ミシマは笑う。
彼のことだ、私の発言の真意は察しているだろう。ミシマにしてみても、このような〝高みの見物〟は今に始まったことではないのだし。
実際、GAIAの運用はAIに依るところが大きい。
以前は人間が立てた計画をAIに検証させていたが、最近は最初からAIに立案させ、人間が形式的に追認するケースが増えている。
我々は、なかば機械の指図で戦っているのだ。
司令や艦長の存在は、その苦い現実をくるむオブラート。
あるいは、この戦いに人類の尊厳を醸すためのデコレーションにすぎないのかもしれない。
だとしても、私は職務をまっとうするまでだが。
◆ ◆ ◆
〈シグルーン、投擲態勢へ〉
〈各僚艦は対電磁・対衝撃防御を〉
ネルがシグルーンの管制AIとリンクし、向こうの状況を実況中継しはじめた。
こちらのメインモニターにはシグルーンの稼働状態をあらわすCGが、サブモニター群には観測ドローンからの映像が映っている。
〈総員、発令艇に移乗完了。隔壁の閉鎖を確認〉
〈発令艇、分離。急速潜行〉
シグルーンの中心部、発令艇と呼ばれる円筒形の区画が抜け落ちるように切り離され、海に潜っていった。
〝艇〟といっても全長100メートルはありそうだ。
そのCGをみて、ミシマが首をひねる。
「どうして乗組員を待避させるんですかね」
「主砲の反動から逃れるためではなくて?」
「反動はありませんよ、原理的に」
「え──?」
私は思わず聞き返した。
今まさに撃たれようとしているシグルーンの〝主砲〟は、直径270メートルの環状質量射出機。
想像を絶する規模の巨砲だ。
当然、発射時の反動も凄まじいと思うのだが──
「──どういうこと?」
「環状質量射出機の弾体は、外からの爆発的なパワーで弾き出されるのではなく、周回運動で蓄えた自分自身の運動エネルギーで飛び出してゆく。
要はハンマー投げと同じですよ。投げた瞬間に選手が反動で吹っ飛ばされる、なんてことはないでしょう?」
つい眉をひそめる私に、ミシマは電子パイプを燻らせながら説明してくれた。
「なるほどね」
解ってみれば単純な話だ。
なればこそ、それ以上に単純な勘違いをしていたことが余計に気恥ずかしいのだけれど、ポッと頬を染めるような初心さは、とうの昔に失くしている。
「でも、反動にそなえる必要が無いのなら、どうして乗組員を?」
「さぁ。発射時の衝撃波に叩かれはするでしょうが、あの図体ですからな。中の人間が死ぬほど揺さぶられるとは思えませんし──カタパルトの強度に不安でもあるんですかね。だとしても危ないのは環の外側で、内側は安全でしょうに」
ミシマにも謎は解けないようだ。
なら、今ここで考えるのは止そう。
私は気持ちを切り替え、シグルーンの様子を注視する。
〈発令艇、安全深度に到達。潜行停止〉
〈カタパルト内、脱気率99パーセント。砲口気密シールド、問題無し〉
〈全フライホイールを接続。給電回路、開け〉
〈環状質量射出器、始動〉
〈超高速大質量撃砕弾頭弾1番、2番、回転開始〉
〈気象状況による照準補正、Yマイナス3パーミル〉
傍観者である今の私に、次々と読みあげられる情報の全てを把握する必要はないのだけれど、好奇心もあいまって、いつものように目と耳をすます。
〈──環状質量射出器、回転数臨界〉
〈主機《MPU》を最終加速器に直結。出力最大〉
〈投擲準備よろし〉
やがて準備がととのい、私の手元の操作盤に承認を求める画面が表示された。
〈オブライアン司令、承認を願います〉と、ネル。
現在の指揮権は〝彼女〟にあるのだから、これはかたちばかりの儀式に過ぎない。
あるいは、失敗したときの責任を私に負わせる呪いか。
ともあれ拒否という選択肢があるはずもなく、私は承認画面に右手を押し当て、スキャンさせる。
そして、
〈最終安全装置、解除。カウント・ダウン開始〉
〈超高速大質量撃砕弾頭弾──投擲!〉
パンデモニアムを屠らんとする二本の槍は放たれた。
その名は超高速大質量撃砕弾頭弾。
コードネーム〝グランド・ジャベリン〟。
全長32メートルの巨大なロケット弾だ。
数秒後、衝撃波がネレイドの巨躯を叩く。
さらに数秒後──
〈──超高速大質量撃砕弾1番、2番、ともに命中!〉
秒速8000メートルで投げ放たれた本体重量220トンの投槍は、寸分違わず標的を射貫いた。
無人観測機がその瞬間を見せてくれていたが、みな度肝を抜かれてか、どよめきは起こらない。
〈いずれも弾頭部は目標を貫通。軌道変移は想定内〉
〈弾頭の時限自爆装置は正常に作動中。自爆まで15秒〉
〈目標の制限斥力場、消滅した模様〉
〈目標のエネルギー反応、消失。落下していきます〉
その映像をみて、思い出したように歓声があがった。
「全艦、対衝撃防御。目標の自沈に備えろ!」
ミシマの声が歓声を吹き払い、緩みかけた空気が引き締まる。
だが──
予想に反してPD8は自沈(自爆)することなく墜ちていき、海面に叩きつけられた。
すぐには沈まない。
二つの弾痕が水平に貫通しているとはいえ、あの巨体が沈没するには相当の時間がかかるだろう。
「このまま自爆せずに沈んでくれたら、大収穫ですな」
「技術開発局が色めき立つわね。うまくすれば制限斥力場が手に入るかもしれないし」
「本艦を空に浮かべる気ですか? 司令」
そう笑うミシマに薄い笑みを返しつつ、私は心の内でも苦笑した。
敵の亡骸を漁るなんて、まるで中世の山賊だ。
いや、我々の主戦場は海だから、海賊か。
もっとも、人類はそうやってXENEMSから多くのテクノロジーをかすめ取って、生き延びているわけだが──
(──!)
そうか、そのためのシグルーンなのか。
パンデモニアムを堕とすには、制限斥力場の影響を受けにくい光学兵器が最も有効だろう。
今回のオペレーション『キャノンボール』と同様の方法で敵の主砲を無力化し、超高出力の自由電子光波砲を搭載したレーザー戦艦で取り囲んで焼き潰す、という戦術だ。
だが、肝心のレーザー戦艦の開発はどういうわけか遅々として進まず、代わりにシグルーンが建造された。
その理由が、分かった気がする。
シグルーンはレーザー戦艦が実現するまでの中継ぎだと思っていたけれど──
おそらく、そうではない。
パンデモニアムをできる限り破壊せずに無力化するために──XENEMSの技術と資材を収獲するために、超高速大質量撃砕弾頭弾などという奇想天外な兵器を造ったのだ。
「……いよいよ海賊めいてきたわね」
つい、そんな言葉が私の口をついた。
ミシマは何も言わず、電子パイプをくわえた口元にかすかな笑みをにじませるだけだったが、たぶん解っているのだろう。
私の独り言の意味と、その言葉を吐かせた心境を。
◆ ◆ ◆
ネレイドの中央部──管制セクションが集中している艦上棟の屋上には、ちょっとした休憩場所がある。
普段は使われない予備ヘリポートの縁に、誰かが艦内工場で作ったデッキシートやベンチを据え付け、密かな憩いの場にしてしまったのだ。
一部の乗組員の間では〝テラス〟と呼ばれているらしい。
もちろん軍規違反だが、予備ヘリポートの運用に支障はないため、私の権限において黙認している。
オペレーション〝キャノンボール〟の残務処理にひと区切りついたところで、私はそのテラスにミシマを誘った。
私の執務室よりはくつろげるだろう、と思って。
「どうせなら、ビーチパラソルも欲しいところね」
そんな冗談を言いながら、私はデッキシートに腰を下ろした。
鉄面皮をよそおうためのバイザーをとり、制帽を脱いで結わえていた髪をおろす。
ミシマも隣のデッキシートに座り、保温水筒に口をつけた。
中身は、いつものコーヒーだろう。
私がこうしてミシマと語らう場をもうけるのは、よくあることだ。
いっとき互いの立場を忘れて率直な意見交換ができるような相手は、彼しかいないから。
「パンデモニアムの再来について、あなたの私見を聞かせてもらえない?」
特に前置きもせず、私は尋ねた。
「まぁ、なんというか──釈然としませんな。どうにもタイミングが良すぎで」
「そうなのよね……」
やはり、ミシマもそこに引っかかりをおぼえているようだ。
「対パンデモニアムに特化した艦、シグルーン。その完成と同時に、二十年あまり御無沙汰だったパンデモニアムがやってきた。もし、シグルーンという脅威を潰しにきたのなら──」
「奴らは、あの艦の存在と建造目的を知っていたことになりますね」
「なら、どうして、完成するまで悠長に待っていてくれたのかしら。私が彼らの立場で、パンデモニアムほどの兵器を動かせるのなら、建造中にドックごと潰すわ。
そうしない理由があるとすれば、シグルーンの性能を知るため、あえて完成するまで待っていた──?」
「腕試し、ですか。まぁ、そいつをやってみたかったのは敵さんだけじゃないでしょうから、結果的にはラッキーだった、と言えるかもしれませんが」
「そうね。あくまでも、それが偶然であるのなら……」
「──司令。もしかして、突拍子も無いことを考えちゃいませんか?」
「そう思うということは、あなたもなのでは? 准将」
「ははっ」
ミシマは声を出して笑った。図星だったらしい。
「昔から、ありますからな。いわゆる〝教導説〟ってやつは」
「XENEMSの目的は人類の根絶にあらず。試練を与え、我らをより高次の知的生命体に進化させることにある──そんな説を唱える新興宗教もあるものね」
「合神教団ですな。無神論者の私には、カルトにすがる心理は理解しがたいんですが……教導説ってやつは、あながち与太話とは言い切れない気がするんですよね」
ミシマはまたコーヒーをすすり、電子パイプをくわえた。
「宗教、民族、イデオロギー、帝国主義的な野心、資源の奪い合い──戦争の原因ってやつは色々とありますが、目的を遂げる手段は二つしかない。相手を殲滅するか、屈服させるかです。
XENEMSの目的が何であれ、そいつを実現するには人類を殲滅するか、屈服させるかしかないはずなんですが──」
「それにしては中途半端よね。彼らの侵略は」
これは私のみならず、多くの人間が抱いている疑念だろう。
教導説が生まれた素地は、そこにある。
「単に人類を抹殺するなら、戦略級の核ミサイルが千発もあれば事足りる。我々にだってそれぐらいの力はあるんですから、連中にとっちゃ朝飯前のはず。しかし、その手は使わない。何故?」
「XENEMSの目的が地球の植民地化だとしたら、核は使えないのではなくて? 放射能で汚染するわけにはいかないでしょう?」
「それなら、第一次大規模侵攻のような電磁パルス攻撃で文明を徹底的に破壊し、トドメに人類にしか感染しない致死性の病原菌でもまけばいい。ですが、それもしない。
生かさず殺さず、支配するでもなく……まるで狩りでもして玩んでいるようだ、とは思いませんか?」
「XENEMSにとって、この侵略戦争は娯楽だと?」
「あるいは、の話ですよ」
いささかバツが悪そうに、ミシマは頭をかいた。
しかし、実際そうした〝ゲーム説〟をとなえる識者は少なからず存在する。
信憑性という意味では教導説と大差ないが、XENEMSは未だ正体不明の存在だけに、頭ごなしにナンセンスとは言えまい。
「XENEMSの正体は全くの謎だけれど、太陽系の外から来たことだけは確かよね。一番近いプロキシマ・ケンタウリ恒星系からだとしても、4光年以上の遠征よ? 莫大な資源とエネルギーが必要なはず。娯楽としてはコスパが悪すぎない?」
「確かに、ナンセンスですな。我々の価値観では」
「脳を持たない粘菌にすら、エサまでの最短ルートを模索する能力がある。知的生命体なら、投資と収益のバランスぐらいは考えるのではなくて?」
「……損得など問題ではないとしたら、どうです?」
いかにも意味ありげな間を置いて、ミシマは言った。
「──?」
「かつて西洋の白人たちは、アフリカやアジアの有色人種を劣等とみなし、自分たちが正しく導いてやるべきだと考えていた。それが善なる使命であると信じて」
「XENEMSも同じような使命感で行動していると?」
「そう考えると、教導説は妙に納得できてしまうんですが……滑稽ですかね。特に軍人としては」
「いえ──」
私は、ゆっくりと頭を振った。
「私にあなたを嗤う資格はないわ。もっと滑稽な想像をしているから」
「ほう。訊いてもよろしいです? その想像を」
「安い陰謀説よ」
私は紅茶を一口含んでから、それを語る。
「ある時、どこかの誰かが、人類以外の何物かの超科学を手に入れた。そして、その力で世界を造り替えようと企て、手始めに増えすぎた人類を間引きした──」
「それが第一次大規模侵攻? XENEMS──地球外敵性体群なんてものは欺瞞で、全ては誰かの自作自演。我らがGAIAも、その誰かの傀儡、というわけですか」
「言ったでしょう? 安い陰謀説だと。嗤ってもいいのよ?」
私の自嘲につられてか、ミシマも口角を上げた。が、目は嗤っていない。
「教導説、ゲーム説、陰謀説──どれも荒唐無稽じみてるのに、迂闊に嗤えないというのが、どうにも悍ましいですな」
「そうね……」
悍ましい、か。
確かに、そうだ。
人智を超えたXENEMSという存在は恐ろしく、不気味で、不可解で、忌々しく、それでいてどこか神々しくもあり──
「……まったく、悍ましいわ」
その言葉を選んだミシマの感性に、私は共感するばかりだった。
──TO BE CONTINUED──
●●●おまけ●●●
【YVS-1/シグルーン】
直径270メートルの環状質量射出機を二基、主砲として搭載した試作特務艦。
射出される超高速大質量撃砕弾頭弾グランド・ジャベリンの初速は秒速8000メートルにも達し、パンデモニアムの制限斥力場を貫くことが可能。
発生する超強磁場をさけるため、主砲使用時には全乗組員が〝発令艇〟と呼ばれる大型潜水艇に移乗し、海中で待避します。
【G1型超高速大質量撃砕弾頭弾】
通称〝グランド・ジャベリン〟。
シグルーンの環状質量射出機で投擲する、全長32メートルの超巨大ロケット弾。
固体燃料と液体酸素を利用するハイブリッド式ロケット・モーターを搭載し、投擲後20秒間は初速を維持可能。
安定翼等は無く、姿勢制御用の化学推進器を各部に内蔵しています。
どーも。
いつも通り、お久しぶりっこ(死語)な黒崎です。
読んでみて〝悪くはねーじゃん〟と思ったねら、そのお気持ちをブクマや★で教えてくださいませ。
〝解説&イメージボード〟もいくらか加筆修正したので、のぞいてやっておくんなまし。
では、また。御機嫌ようであります。