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三十九撃目
39撃目は、制作途中です。
すみません。
この話はちょくちょく更新なので、一気に読みたい方はしばらくお待ちください
「で…、お前の言ったことは本当なのか?
コッコアルットが、こちらに自ら来たというのは」
「そう確認しなくとも、本人がそう言っていたのだ。
それよりもルモエラは、一緒に地球に来たのか?」
チッっと、タルッタが舌打ちした。
「一緒に寝ていた時に飛ばされた」
何ということだ。
子供連れとは…幸か不幸か…。
「だから、帰りたかったのか…いや、だから人間を危険視したのか…」
タルッタは、居心地が悪そうにそっぽを向いた。
タルッタが乱暴に行動したのか何となくわかった気がした。
元の世界に比べここはたぶん、ドラゴン…いや、人間以外の動植物にとって子育てしにくい場所な気がする。
タルッタにとって人間を攻撃するのは単なる母性本能に過ぎなかったのだ。
「だが…それでも人間を虐殺していいものではない。
貴様が嫌悪した人間と、同じ行動ではないか」
「黙れ!お前に何が分かる!」
タルッタな吠えた。
よろしくお願いします




