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田中目線の日曜日 その2

さて、そろそろ本腰を入れてプレゼントを探さなければならない。


お昼には戻るつもりだから昼飯の用意をしていない為、昼飯が遅れたら怒られそうだ。


だが、結局良いものが浮かばずアクセサリー売り場をうろうろする。


「何かお探しですか?」

店員女性へが話しかけてくる。

綺麗な女性だ。

アクセサリー売り場の女性は、大概綺麗で若い女性が多い気がする。


商品のイメージの為にだろうが、歳をとったら彼女らはどこに消えるのだろうか?と、いつも不思議である。


「彼女さんへのプレゼントですか?」

ブッファ!

「そそそんなんじゃないです!」

突然の店員さんの一言に過剰反応を示し思わずツバが飛んだ。


店員さんのこめかみがややつり上がった気がするが、顔は営業スマイルのままだ。

いや、むしろもっとこう…生暖かい眼差しで見られている気もする。


2、3歩後退り踵を返すとそそくさとその場を離れる。


違うんだ。

断じてそんなつもりはない!

彼女は、大体17歳だ!

僕は30歳。

しかも、彼女いない歴イコール年齢の…まぁアレだ、魔法使いになったばかりの野郎だ。

いや、魔法は未だ使えないが…。


とにかくラファ氏とは、そんな感じではない!

確かに彼女は、美人だし、筋肉がちょっと多めだけど身体も細めだし、身長は、外人モデル並みだし、足は長いし、胸もでかい。


だけど、まだ17歳だ。

そんなやましい目で見ていない!

そもそも未成年とそんな…犯罪ではないか!


それに、僕はロリコンではない!

ん、いや彼女はロリらしくはないな、可愛い系ではなく美人だし。


いや?性格は、結構可愛い。

真面目で努力家だし。


いやいやいや、断じて違う!

そうだ、ラファ氏は犬だペットなのだ!


いやいやいや、それも何だかマズイ表現だ。

頭をガシガシ掻き毟り、一呼吸置いた。


ふぅ。

冷静になれ自分!


頭の中がこんがらがりながら歩いていると前方に人だかりが出来ていた。

警察も沢山いる。

何だか近づくにつれ嫌な寒気に襲われる。


だが、野次馬精神満載な僕は嫌な寒気に逆らいつつ野次馬の仲間入りをした。


警察がブルーシートで路地裏を隠していたが警察車両が通るときブルーシートの隙間から中がチラリと見えた。


キャァァァ!

悲痛な悲鳴が上がる。

そこには、路地裏が真っ赤になるほどのおびただしい赤色だった。


性格にはには赤黒い色だ。

どこもかしこも何か赤い液体をバケツで散ばした様な感じに見えた。


その光景を見る前までは香らなかった血の匂いを感じた気がしてそそくさと足早に立ち去る。


すっかり頭は冴えわたり、ケーキとプレゼント、そしてハンバーガーのセットを購入し家路を急いだ。

よろしくお願いします

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