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叛逆の魔術師〜属性が無いと蔑視されたので開き直って金持ちになることにした〜  作者: シロナガスクジラ
第2章 学院劣等生の家庭教師〔前編〕
19/38

19金があったら何になりたい?……俺?俺はニートかな!

今回、めっちゃ短めです。というか、次の話も……。






湿地帯『ウェトラン』での調査依頼から一週間が経過していた。

俺はパーティーメンバーたちを逃した後、すぐに俺もその場を離れようとしたのだが……。

あの魔族の執念ときたら……。

逃げ腰で有名なこの俺でも辟易するほど追いかけてくるのだ。

仕方なく応戦はしたが、それでも両者共に傷はでかくこれ以上の戦いはお互いに不毛だと考え、どちらが言うともなくその場を後にした。

その後、俺は『ウェトラン』から脱出し、すぐさま冒険者ギルドに向かった……報酬目当てで。

しかし受付嬢が「規則ですので……」というお役所仕事なおかげで中々報酬が頂けないという事態に陥っていた。

あの時は偶々リーマが近くにいたから良かったものの、もう少し冒険者ギルドの報酬を与える基準を緩めた方がいいと俺は思った。

成り行き上他のパーティーメンバーにも俺が無事であったことを伝えに行くと、号泣……というか何だか凄く感謝された。

特にフィロの無言の笑み(自分で言っててよくわからんが……)が印象的だった。

言葉数が一番少なかったはずなのに、あの中では一番俺の生存を喜んでくれているような気がした。

ちなみに一番俺の生存を嫌っていたのは、バルディだった。

……おい!俺はお前のために命を張ったと言っても過言じゃねぇんだぞッ!

そう言いたかったが、バルディといつまでも顔を突き合わせているのはもっと嫌だったので、バルディに俺がレイトである事の認証をさせたらとっとと冒険者ギルドを出た。

少し寂しい終わり方なのかもしれないが……俺としてはそれ以上に嬉しい事があった。

それは成功報酬の増額とCランクへのランクアップである。

Cランクへのランクアップに関しては元々Dランクとしての下積みがあったためそこまで驚きはしなかったが……。

成功報酬の増額に関しては寝耳に水といった感じだ。

リーマが言うには、


『湿地帯【ウェトラン】での魔族発見は王国側からすればとても有益な情報なはずです。もしかしたら魔族側の動きを掴む事ができるチャンスかもしれませんし……。なのでこのくらいの成功報酬の増額はあって然るべきではないかと思います』


とのこと。

よって、最初は成功報酬が一人頭一万アルマだったものが受け取りの際に二万アルマ……つまり二倍に増額していた。

二万アルマともなれば何もしなくても一ヶ月間くらいは生活できるお金だ。

当然バルディたち他五名もその成功報酬を手に入れ、武器やら防具やらに費やしたそうだが……。


「そんな勿体無いマネができるかっての!」


俺は別に自身の修行とかで冒険者をしている訳ではない。

生活の為に仕方なくしているのだ。

今回の二万アルマは棚ぼたとはいえ俺が稼いだお金であることには変わりない。

ならば堂々とニート生活を満喫しようではないか!

そう思って成功報酬を貰ってから更に一週間が経過している今日もこうして王都の出店でも冷やかそうと宿を出ようとしてーーー


「ーーーレイトさん、お久しぶりでございますわね?少し、お話があるのですけど……よろしいかしら?」


ルラキの待ち伏せを喰らってしまう。


「よぉ!ルラキじゃないか!一体どうしたんだい?こんな朝っぱらから……」

「えぇ、レイトさんに言いたい事がありまして……来ちゃいましたわっ☆」


目がどんよりと曇り、目の下にはくっきりとしたクマが見える。

口調の明るさと表情の冷たさがミスマッチしていて凄い不気味だ……。

……なんか、嫌な予感がするなぁ。

俺のそんな予感は、確かに的を得ているものだった。










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