踏みしめられなければ
僕は事故をきっかけに歩けなくなってしまった。それまで順調だった仕事や恋愛は待ったなしに一変し、無力感に時間を奪われるばかりだ。車いすに乗ることで自分でできることも少しは増えていくが、やはり不便で、雨とともにふさぎ込むことも多い。そんな中、実家の鍼灸院を継いだ先輩との再会が、診療だけでなく精神的にも再起するきっかけになっていく。特に、車いすバスケに魅せられたことで、脚が不自由だとしても汗を流すことができ、上達するための努力や工夫といった燃えるような気持ちが芽生えていく。
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