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中学生編
「お母さん、ごめんなさい。100点取っちゃった」
「……え? も、もう一度言ってくれる?」
「100点取っちゃった」
「……いや、あなた、どうしましょう? この子、まさか100点取ってきちゃうなんて……」
「大丈夫だお前、落ち着いて。確かに100点取ってきたが、まだ問題が起こったわけじゃない。たまたま100点を取ってしまっただけだ」
「でも、このテスト凄く正確って評判よ? 私、私この子がそんなことになったら……」
「落ち着きなさい。これはただのテストだ、実際じゃない。僕たちがきちんと教え育てて行けばいいじゃないか。仮に0点の子でも、親の教育が悪ければわからないだろう? その逆をやればいいだけだ」
「でも……まさかこの子が『犯罪係数診断テスト』で100点取ってくるなんて……私、もうご近所様に顔向けできないわ!」
「近所の人には内緒にしておこう。もちろん、親戚にも。なんとか誤魔化せないか考えてみる。書類の偽造は難しいだろうから、上手く見せないようにしつつ言葉で誘導するしか……」
「……ふーん、何かダメなことがあったら誤魔化せば良いのか。お父さんがやってたし、僕もやってもいいんだよね? 勉強になるなぁ」




