03 それ絶対やってみよう! ──紙粘土をレンジにIN
一時期、紙粘土細工に凝っていた。
ある時、何となくアロマオイルの台座を針金で作っていたとき、そーいえば小学校だか中学の美術の時間に、紙粘土の立体造形で針金の骨組みを作ったなーと思い出して、またやってみたくなったのである。
で、さっそく友人たちと紙粘土大会を開いた。
やり方は簡単。
まず割り箸や針金で大まかな骨組みを作り、紙粘土で肉付け、乾燥させてから着色。
以上である。
これが楽しい。
関節を作って可動式にしてみたり、蛍光塗料を塗ってみたり、ニスを塗ってみたり。
何か思い付いては試してみて、それはもちろん上手くいったりいかなかったりなのだが、やはりものをつくるという行為は、とても充実した時間を与えてくれるものだ。
みなさんも良い子だったあの頃を思い出して、ぜひやってみよう!
──それはともかく。
そろそろタイトルに触れよう。
我が紙粘土細工の最高傑作は、蛍光塗料で仕上げた
ファゴオオォォっと「光る石仮面」(JoJo第一部より。分かる人だけ笑って下さい)
なのだが、実はその時、自然乾燥を待ち切れなくなって、電子レンジにINしてみたのだ。
「これ、パーンッとかいうて爆発せんやろな……」
恐々としながらも「やっぱりやめておく」などという腰抜けな選択をする者は一人とて存在しない我々勇者一同の前で、それは起こった。
何が起こったか?
スパークしました。
紙粘土が。
バッチバチいいやがんの。気分はマッドな科学者である。
いやあ、紙粘土には金属成分が含まれているんですね。
知りませんでした。
そしてとてもびっくりしました。
(もしかしたら骨組みの針金のせいかも知れないけど)
しかし急速乾燥させたお陰で仮面表面にいーカンジの細かいヒビができ、作品的にはとても好いモノになりましたとさ。
悪い子はぜひ真似してみよう!!