FILE3:それぞれの思惑
校長室にはいつもの面々が揃っていた。三角形のような構図が作られ、その三角形の頂点で浚と敏一に睨まれた結城がいる。
「…まぁ…すでに手遅れでしょうけど…すみませんでした」
うなだれながら結城は小さく呟いた。敏一はすうっと息を吸い込むと、一声
「なんで後先考えて行動しないんだ!このアホ!!」
ビリビリと壁が震える音がかすかに聞こえる。この部屋が防音制でなければ、まず誰か飛んできただろう。浚は耳をふさいで堪えた――これでもうるさいくらいだ――のだが、結城はそういう訳にもいかず、直に鼓膜に響いた。
事の理由は、結城が夜中助けた女生徒である。助けたことには文句はない。しかし、その後名前を聞かれて『神谷堅』と答えてしまったのだった。
神谷堅の話題は、二、三日後にはかなり薄くなり、内心敏一としてはほっと一息付けたところだった。
しかし、それが今回の救出事件によって、二度の救出劇により正義の味方の存在が確かなものになり、揺るぐことのないものになってしまった。おかげで校内新聞部まで動く始末だ。
「っっ……だから悪かったと言ってるだろ」
キンキンとなり続ける耳を抑えながら呻くように結城は言った。
「助けたことはいい。偽名を言ったのも、生徒間の話題で済めば言うつもりはなかった。だけどな……」
机の上に載っていた紙面を掴み、結城に叩きつけた。
「こんな全国新聞に載ったら特殊も秘密も何もないだろが!」
「…ごもっともで」
床に落ちた新聞の地域欄には『謎に包まれた正義の味方!有名学園の女生徒を救う』と大きく見出しが書かれていた。助けたのが新聞社、社長の娘だったのがよけいまずかったのかもしれない。幸い顔は見られなかったのがせめてもの救いだった。
「とにかく、今後校内外の報道関連に気を付けろ。人を助けるのは当然であり、元々その司令を出すつもりだった。最近徒歩の生徒が襲われる事件が続出しているからな。今後は構内に限らず、周囲二キロ圏内を警邏してもらうからそのつもりで」
「うゎ…めんどく――」
「何か言ったか、岩下中尉」
「いえ。柄沢中尉及び岩下中尉、定時報告の後警邏の任務に当たります」
上官への反感は普通ならば処罰もの。従い、結城の場合減俸が処罰になっているのだ。金は人が生きることにおいて必要不可欠。経費が嵩むので、一定量以上の金銭的支援は受けられない結城にとっては、なおさらのことだ。
「了解しました。…それで、こいつの件はどうしますか?」
目で結城を指した。計るように浚は敏一に、極めて部下らしく尋ねる。敏一は多少身を堅くして答えた。
「とりあえず現状維持だな。問題がある場合は各自対応しろ」
「――了解」
浚は手本のように敬礼し、きびすを返して部屋を後にした。
「…今回のミスはマジで悪かった。けど、それに機敏な対応を出来てこそ立派な司令官だと思うけどな?」
そう言い残し、結城は部屋を出ていった。
「……くそっ…今まで順調に進んでいた道があんなやつらに……」
歯噛みをして洩らす呟きには、少なからず憎悪がこもっていた。
「…いいのか、浚?」
「何がだ?」
登校時間までのわずかな間。二人は屋上の裏にある給水タンクに缶コーヒーを片手に寄り掛かって座り、空を眺めていた。
「敏一のことだ。言う意味の裏がわからない程バカじゃないだろ」
俺でもわかったんだからな、と茶化すように付け加えた。真剣に話すな、と暗に言っている気がした。
空を見上げる。上半分は給水タンクに隠れて見えないが、その端から下に向かって走る雲が見えた。
―――人も風のように巨大な存在に流され続けているのかもな―――敏一と、自分の今の状態を比べながら思う。
「あれは少し自分を過大評価してる節がある…。残してると後で痛い目を見る。第一…俺はまだ司令官として奴を認めてはいない」
「同感だな…。けど、外れ者の俺たちをまとめられるのがいるのかね」
「たち、は余計だな」
「似たようなもんだろ。俺と関わったらもう外れ者の仲間だ」
違いないと二人は笑った。
車の走る音が多くなってきた。専用駐車場に高級車が入り始めたことで、登校生徒が増えてきたことを示している。
「そろそろ行くか。…忘れてないな?」
「…あぁ、できれば忘れたかったけど」
本日の課題。生徒会、入会。
決定した翌日に二人は敏一に手筈を整えさせ、翌々日の入会予定を組んだのだった。結城はもう少しゆっくりと言っていたが、早いに越したことはないと浚がムリヤリ進めた。
目的は片瀬会長。片瀬議員への接触を成すためである。
その役を結城が受けることになっていた。まずは親密になることが第一目標だ。
「大丈夫だ。お前ならできるさ」
「いや、かなり難しいぜ…。だって、岩下結城だからな…」
変体優等生、岩下結城。この壁は厚いのだろうか…?
片瀬美佳は友人と別れ、いつもより早い時間に教室へ着いていた。ふと後ろの席を見たが、毎朝見る顔がない。
「さすがにこの時間にいるはずないか」
カバンを下ろしながら掛け時計を見上げた。今日は早くに目が覚めて、何となくいつもどおり用意した。いつもどおり登校したら、結局早くなってしまった。
「(まぁ、それだけでもないんだろうけど…)」
美佳はもう一度後ろの席を見た。結城の席は、特に他の席と離されているわけではないのに、不思議なほど周りと孤立している。
美佳が彼から目を離せないのはそんな感があるせいなのかもしれなかった。いつもいる人が、何気なく見てる人が突然いなくなる。その恐さがあって。かつての、父のように。
ガラガラッ
「っ!?」
突然音を立てて開いたドアの方をビクリとして振り向いた。結城だった。こちらが驚いたのを見て向こうも驚いた様で、しばしドアに手を掛けたまま固まっていた。
「…おはようございます」
おどおどした態度で頭を下げて彼はドアを閉めると、真っすぐ自分の席に座った。
放心していたせいで返事のタイミングを逸した美佳は、一人居心地の悪さを感じていた。ついでに、結城の姿を見てほっとした自分に腹が立ってたり。
大体登校時間が同じで、少しの時間二人きりの状態があるせいか、たまに話したりはしていた。それが助けて、何となく気になっていたことを尋ねてみた。
「そういえば、今日生徒会に入ってくる連絡受けてるんだけど、どうして突然入ろうって決めたの?」
「あ…それは浚が入れと言ったから――」
「えっ?」
「(あ、やべっ)」
生徒会に入るという気重なところから、つい素の口調が出てしまった。あわてて言い直しにかかる。
「あ、いえ、柄沢くんが一緒に入らないかと誘ってくれたので」
「ふ〜ん…」
――まぁ、柄沢君がそう言うのもわからないでもないかな。頭はいいんだし――
それよりも一瞬出た素が頭に残った。ぞんざいな口調で、とてもいつもの岩下結城には思えなかった。いや、それよりどこか聞いたことがある気がしていた。
――どこでだろ――
そう考えたとき、廊下が騒がしくなり始めているのに気が付いた。さすがに結城と話しているところは見られたくない。ちょっとしたことで外される、女のグループとはシビアなのだ。
疑問に思いながらも、とりあえず美佳は席に戻っていった。
「浚様ー!」
「…ん?」
廊下を歩いていた浚は、呼ばれて後ろを振り返った。初めのうちは戸惑っていた様付けの呼称、さすがに毎日誰かに呼ばれては慣れてくる。人間としてどうなんだろう、と思う毎日である。
駆けてきたのは150センチほどの背をした、少女とも言える女生徒だった。2学年の色のリボンを付けているので、一応同学年らしい。どう見てもそうは思えないけれど。
「こ、こ、これ受け取ってください!」
そう言って差し出されたのは、いかにもな感じに封をされた手紙だった。これも日常茶飯事、下駄箱にラブレターが入っているなんていう古典的な物を受けたこともある。
「ありがとう」
にこやかに笑って受け取った。彼女は恥ずかしそうにうつむくと、ぺこりと頭を下げて元来た道を走っていった。
――とりあえず見てみようか――
大概似た文面なのだが、やはり気持ちを込めて書いたものを無下に扱うことはできない。必ず目を通すことにはしていた。
ハートのシールを丁寧にはがし、中の紙を取り出した。
「…ん?」
中に入っていたのは三つ折りにされた白い紙だった。普通この手の物は便箋を使うはず、しかしこれはひどくシンプルだった。
少し戸惑いつつ紙を開く。中には女性文字で短い文が書かれていた。
〈放課後5時、校舎裏に待つ〉
好きだのずっとあなたを見てたという言葉はなく、ただそれだけが紙の中央に書かれていた。
背筋がぞくりとして彼女の去った方角を見た。蛍光灯に照らされている廊下が、自分の立つ場所がひどく暗いものに思えた。
結城はいつものように本を読んでいた。次が移動授業なら、仮にも優等生なので早めに行かなければならない。しかし、次はロングホームルーム。よってこうして席に座ってれば問題なしというわけだ。
「おい結城、何読んでるんだよ?」
不意にからかうような声が横からかかった。バスケ部員のクラスメイト、住谷司だ。両親は大学病院の教授らしい。結城がバスケをできる――しかも油断すればバスケ部員が負けるほど――と知り、それ以来よく話しかけてくる。長身で人当たりがよく、女子曰くかわいい顔で人気は高い。浚とは違う路線の人物のようだ。
「ナポレオンだよ」
多少おどおどした感じを無くし、けれど岩下結城というキャラを失わずにと、慎重に調子を選んで結城は答えた。
「ナポレオンって・・・なんだっけ、『わが辞書に狂いは無し』って言った人だったか?」
「『わが辞書に不可能という文字はない』だよ。わざとじゃないのか?」
「わり、マジで間違えた」
司がそう答えると二人は笑った。司は、結城がこの学園で浚意外と素直に笑うことができた最初の友人だ。浚とも馬鹿話はするが、仕事柄、その方面の話が自ずと多くなってしまう。だから、相手のことを詳しく知らないからこそ気軽に話せる司の存在が結城にとって楽しかった。
「お前ら何笑ってんだ。まぁ、どうせ司がロクでもないこと言ったんだろうけど」
別のグループと話していたやつが近づいてきた。これも、司の存在があってこそだ。
「(普通の学校か・・・こんなのも悪くねえな)」
ふと2年前までいた、部隊の本部が懐かしく思えた。
すべての授業を終え、放課後の屋上。約束の時間まで残り30分だが、浚は結城を呼び出した。
連絡用端子は持ち歩いているので呼び出すのは簡単だった。まもなく階段を駆け上がってくる音が聞こえてきた。
「ふぅ…どうした、いきなり呼び出したりして。もうすぐ職員の会議が終了するから、俺たちも生徒会議室に行かないと」
ドアを開け、息を整えながら結城は歩み寄る。
「そのことで…だ」
そう言って浚は内ポケットから白い紙を取り出して結城に渡した。
怪訝に思いつつ紙の文字を確認すると、茶化すように言う。
「なんだ、またラブレターか。相変わらずモテるねぇ?」
「………」
「…わかってるよ。そんな青いものじゃないことくらい…。だから睨むなって」
茶化す結城に真剣な目で睨み付けると、結城は手紙を返しながら言う。
「…で?どうするんだよ」
「どうするも何も、行くしかない。あと20分程で時間になる、俺は諸事情により遅れると言ってくれ」
そう言って屋上を去ろうとする浚に、結城は声をかけた。
「一人で行く気なのか?」
「しょうがないだろ。生徒会の方もあるんだ。…この手紙は無視できるものでもなさそうだしな」
振り向かず浚は答える。
「…わかった。端末のアラートシステム。やばかったら忘れるなよ」
浚が忘れるわけの無ことはわかっていたが、言わずにはいられなかった。浚はあぁ、と一つ答えると指定の場所へと向かっていった。
校舎裏は滅多に人の手が入らないため、野草がだいぶ伸びている。そのため、人気が無いので告白などによく使われる場所でもある。
浚もよく呼び出され、そのたびに断っているのだが、今回は勝手が違った。念のためメリケンサックはポケットに仕込んでいるが、使わないことを願いたい。
校舎裏の、使われなくなった物置に手紙の主は寄り掛かっていた。
「5時5分前。時間には正確ね」
「正確じゃないやつでも、あんなの渡されたらこんなものだろ。…で、用件は?」
「まぁまぁ、そんな堅くならないでよ♪」
軽く反動をつけて体を起こすと、彼女は浚と正面で向き合った。
「私は鈴原朋。新聞部の部長をやってるわ」
「…新聞部がどうして俺を?」
努めて冷静に装い、朋に問う。彼女はびしっと人差し指で浚を指した。
「ずばり、女性についてどう思ってるか!そこをお聞かせ願いたいっ!!」
「…は?」
頭の中が白くなった。同時に一気に気が抜けた。――取り越し苦労かよ――思わず大きくため息をつくと、朋が力説する。
「ダメですよ、ため息を吐くと幸せは逃げちゃいますよ!それにですね、この質問はアンケートを取った結果ぜひ聞きたいことランキング第一位に選ばれたんですよ。あと――」
「わかった!わかったから……とにかく、質問に答えればいいんだな?できるかぎり手短に頼むよ」
「ありがとうございます!それではですねぇ、まず一つ目は……」
「まだなの、浚くんは」
「す、すみません。もうすぐ来ると思いますので……」
ぐるりと円を描いた机に、各役職の長が着いていた。その人たちがハラハラと見守る中、美佳は未だ来ない浚への苛立ちを結城へとぶつけていた。
今日の会議は多少の計画確認も含まれるが、主題は浚と結城の執行部入りだ。自己紹介および暫定的役職について簡単に話し合うわけだ。
浚が来なければこの会は無かったも同然。けして忙しくない訳ではないのに集まった人たちへ、面目が立たなくなる。今後のことを考えてもそれは避けたい。
という訳で――美佳の苛立ちは募り、結城は八つ当りされているわけである。
「(早くしてくれ、浚〜〜)」
アラートが無いということは、少なくとも生死のやり取りをしているわけではないと結城は考えていた。だから逆に早く来いとおもっているわけで。
「それにしても、浚くんが時間通りに動かないなんてめずらしいわね。よほど忙しいのかな…」
少し考えながらちらりとドアの方を見るが、人の気配はない。
「しょうがない…じゃあ浚くんの自己紹介は次回にして、結城くんの自己紹介と二人の仕事に関して話を――」
「遅くなり、申し訳ありません!」
バンッと勢い良く開け放たれたドアの奥に息を切らした浚が立っていた。いかにも走ってきましたな演技なのだが、わかるのは結城くらいなものだ。
浚は美佳の前へと歩き、頭を下げた。
「すみません、急用が入ってしまいました。…と、会議はどの辺りまで?」
「まだ全く進んでいないわ。…さ、早くあちらの席に座ってください」
先刻の結城に対する振る舞いと打って変わり、上流校の生徒会長らしく優雅に席を示す。
浚が腰掛けるのを確認して美佳は一度全員を見渡した。
「――では、まず新しく生徒会執行部のメンバーとなるお二方に自己紹介をいただきましょうか」
浚と結城は互いに目で合図を交わし、初めに結城が席を立ち上がり、一呼吸置いて口を開いた。
「よし、好調好調♪」
新聞部部長、鈴原朋は浚の質問に対する返答をメモした紙を見ながら上機嫌に言った。
「まぁ、私の狙いはまだ大物だけどね。これもその布石だし」
投げ捨てるようにメモ紙を机の上に置くと、顔を上げて正面の女生徒に声をかけた。「篠〜」
「………」
「お〜い、篠原さん〜」
「………」
「――篠原優凪!」
「はぁいっ!?」
裏返った声で慌てて顔を上げて答える優凪。勢いでずれたメガネを直している。
集中して周りが見えなくなるのはいつものことなので、特に気にすることもなく続ける。
「あとは、あなたが岩下君から聞き出すだけね。ただし、慎重に親しくなってからよ。簡単に聞けるようなことじゃないんだから」
「は…はいっ」
「私の勘だと親しくなればきっと聞き出せるはずよ。彼は基本的に外れ者だし、興味を示せば近付けると思うわ。彼は朝早くから学校に来ているみたいだから、その機会を使って話をしてみたらどうかしら。それと本が好きみたいだから興味を示して――って、あなたは元から本が好きだったわね。とにかく自然にやって」
早口で喋る朋に優凪はコクコクとただ頷くだけになっている。
朋は呼吸するように一息置いて言う。
「とにかく、メガネどうし気が合うはず。頑張りなさい!」
一体どういう理屈なのだろうかと思いながらも、励ましてくれているとわかり、思わず笑みが浮かんでしまう。
「うん、ありがとう」
「…ぅ〜、どうしてあんたはそんなに可愛いかっ!少しは私によこせ!!」
「きゃっ!?」
朋は優凪に駆け寄り抱き締めた。
「正義の味方、神谷堅。絶対しっぽをつかんでみせるわ。あなたも会って、助けてもらったお礼言いたいでしょ?」
「う、うん」
「それならがんばるわよ!」
体を放したかと思うと今度は手を両手で包むように握ってきた。
「(うん、そうだ。もう一回会ってお礼を言わなくちゃ)」
強い意志を持ちながらも、結局控えめに握り返した優凪だった。
会議を終え、浚と結城は屋上の柵に体を預けて眼下を眺めていた。部活などを終えて、各々車や徒歩で帰路についている。
結城はおおげさにため息を吐いた。
「ため息吐くと幸せが逃げるらしいぞ」
「あ〜?なんだそれ」
「今日会った、新聞部の部長が言ってた」
「あぁ…手紙の人か。どうだったんだ?」
「質問攻めされたよ。大体50くらいは聞かれたんじゃないかな」
「それはお疲れさま」
微妙な間が開いて、結城がまたため息を吐いた。
「どうした」
「いや…なんか嫌な予感がするんだよ。特に、今日決まった役割とか」
自己紹介の後、浚達の役職について話されたが、これといって必要な部所が無かったため、暫定で生徒会長補佐となった。つまり、雑用なわけだが。
結城は眉間にシワを寄せて夕闇に染まる空を睨むように見ている。
「どんなところがだ?」
「明確にはわからないんだけど、何となく…な」
「まぁ、その感覚わからなくもないな」
浚も結城と同じ空を見て呟くように言った。
「今日会った新聞部部長…あれだけで終わりそうにない気がするんだよ」
「なんだろうな…」
妙な感覚を抱えながら、日が落ちるまで二人は空を見ていた。
第3話です。成り行き・行き当たりばったり・支離滅裂。どれが正解だろう。 だんだんと登場キャラが増えてます。多分、当初書いていた頃より流れが変わってるかと。まぁ気にしないでください。 いつも読んでいただいて本当にありがとうございます。ここまで読む人はなかなかの物好きかと思いますが、御礼申し上げます。なかなか拙い文章構成の環を抜け出せなくて苦労していますが、そんな中で書いたのかと笑いながらこれからも読んでやってください。 本の後書きに憧れていたせいかいつも長いですが、ここまで読んでくれてありがとう!ではまた