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20 ぴくぴく


「また後日、今度はゆっくりと」


 アランさん一家、システマへ搭乗。


「ありがとうございました。 近いうちにマクラのお父さんにご挨拶に行く予定ですので、その時にまた」


 アランさん一家、出発。


 四人の奥さまたち、本当に幸せそうでした。


「大丈夫だよモノカ、ハーレムの人数じゃ負けてないって」


 そうかなネルコ、ひとりだけでもアレな新妻パワーが四倍なんだぜ。


「新妻エナジー、確かに圧倒的だよね」


 ネルコの視線の先には、



「それじゃ僕たちはこれで」


「ぜひ皆さんも、屋台にいらしてくださいね」


 メイジ・セルマ夫妻、出発。

 

 ありがとうございました。


 うどん、みんなに大好評でしたね。


 もちろん、新婚さんにお泊まりしていけなんてヤボは言いませんとも。


「お色気度では僅差でハルミスタさんが上だけど、まなざしの艶っぷりではセルマさんに軍配、かな」


 カードデータに反映させちゃ、あかんよ。ネルコ。



 ぷしゅぅん


 システマ、帰投。



「一家の主人、頑張れ、モノカさん」


 ロイさん一家、システマへ搭乗。


「本当にありがとうございました。 セシエリアさんにもよろしくです」


 セシエリアさん、未だ復活せず。


「個室の方は出来上がり次第すぐに『転送』しますので、携帯端末内の説明書の熟読、お願いしますねっ」

「次の開発予定の改良型マツカゼも、期待してくださいっ」


 アリシエラさん、本当に感謝ですっ。



 ロイさん一家、出発。



「今日はお疲れさまでした、モノカ様」


 いえいえとんでもない、ミスキさん。


 昨日突然来て今日おうちが建っちゃって、本当にご迷惑をお掛けしてしまって。



 ミスキさんの目から、突然涙がこぼれ落ちた。


「私、あの娘たちを守らなきゃってそればっかりで、どうしたら良いのか分からなくて、そうしたらモノカ様たちがまた救ってくださって、この御恩をどうやって返せば良いの……」


 ひとつだけ、お願い聞いてもらえますか。



「何なりとっ」


 様付けじゃなくて、そろそろさん付けで呼んで欲しいです。


 お隣さんですし、ね。



「もう、モノカさんったら……」



 ぎゅーっ



 ぷしゅぅん



 システマ、帰投。


「ただいまっ」

「お腹すいたっ」

「なんか、またモノカさんがぴくぴくしてるよ」


 ぴくぴく


「これからはしょっちゅう見る光景だから、慣れとかないとねっ」

「やったっ、アイネさんのジャムサンドクッキー残ってた」

「お母さん、そろそろやめとかないとモノカさんが危険だよ」


 ぴくぴく



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