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18 ご挨拶


 軽食コーナーを取り仕切っていたおふたりは、


『鏡の賢者』ことけんちゃんと、


『伝説のメイド』ことアヤさん。



「以前のお約束通りに、皆さんへご挨拶に来ちゃいました」


 サプライズすぎますよって、ご挨拶?



「皆さん、とても良い方ばかりですね」


 いつのまにか、みんなとご挨拶してたんですね。


 あれ、そういえばセシエリアさんは。



 アヤさんの後ろにあるふかふか毛布に横たわっているのは、ロイさん家の素敵メイド、セシエリアさん!


 どんな時でも冷静沈着なセシエリアさんが、真っ赤っかの幸せそうなお顔でダウンですよ。


「ハグをしたらいきなり……」


 すみませんアヤさん、彼女の気持ち、分かってあげてください。



「こんにちは、けんちゃんっ、アヤさんっ」


 マクラの元気なご挨拶に、おふたりもにっこり。


「そうだ、お母さんっ。 あれっ、早くっ」


 おう、そうだ。 あれ、ですな。



『収納』から慎重に取り出したのは、


「!」



 以前、船旅で遭難しかけたチームモノカを救ってくれたお礼。


 パティシエールマクラ入魂の逸品。


 けんちゃんとアヤさんの飴細工人形!


「ちゃんとふたりで手をつなげられるんだよっ」



 アヤさん、マクラを抱き上げて、優しくハグ。


 いつのまにか集まっていたみんなから、温かい拍手。



 けんちゃん、ちょっと涙目、かな。



「それでは、僕たちはそろそろ」


 お忙しいところ、ありがとうございました。


 私たちの本拠地、また時間がある時にでも、ぜひ。



「皆さんも、お元気で」


 けんちゃんとアヤさんが深々と礼。


 みんなも、深々と礼。



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