日本人だけど日本語ネイティブじゃありません
私は日本人の両親から生まれましたが、日本語がうまく話せません。
別に、外国育ちだからでもありません。
おそらく、発達障害の特性によるものです。
私が話すときは、カオスでまとまりのない脳味噌から、日本語で一番合うと思った単語を引っ張り出して言語化します。
しかし、パッと出てきた言葉が、自分にしか通じない造語だったりする。
私の場合は、「〜やつ」と名付けがちかも?
「凍らすやつ(冷凍庫)」とか。「それ、凍らすやつに入れといて!」って言われても、「え?」ってなりません?
それは流石に相手に通じない、と思って考えるも、一度造語が頭に浮かぶと、他の言葉が出てこない。そして会話に集中できなくなってしまう事が多いです…。
または、その言語化した言葉が、若干ニュアンスが違うことも多いのです。ひどい時は、意味が間違っている。
自分ルールで単語を使い出したら、もう相手は私が何を思っているか理解しようがありません。
簡単に誤解しますよね。
そして、自分も他人の言うことをきちんと理解できなくなります。
仮にも大学入試を突破した者とは思えない、日本語能力です。
書いていたらまだましですが、話すとボロボロです。
文章構成能力も、かなり低いです。
話しながらだと、まあひどいし、話すのに時間がかかりまくります。
そんなわけで、私はいつも仕事場から帰ったら、部屋でぐったりしてます。
仕事のミスと、言葉の処理に限界が来るからです。人と一日いたら死ぬかもしれません。一日の終わりには、脳みそが悲鳴を上げてふわふわしています。
言葉といえば…外国語の話も。
私はいつでも、話すときは「自分語から日本語に翻訳」しているという感覚です。英語を話すときは「自分語から日本語に、日本語から英語に翻訳」している時が多いです。英語の方が自分語に近い単語があれば、「自分語から英語に翻訳」されます。
結構しんどい。
外国語の勉強やコミュニケーションは、まともに文章話せないけど、単語だけでコミュニケーションが取れるレベルが、一番気楽かもしれません。
単語、使えるのを覚えるのは楽しいですからね。
ちなみに、学生時代に私の英語の話し方を聞いた人曰く、
「文法的に、主語と言いたい事が前に来やすいから、英語の方が何言っているか多少わかる。まだマシ。けれど、英語でも日本語でも何言ってるかわかりづらいのは変わらない」
とのこと。
あと、外国語を話していると、
(英語に慣れてないから仕方ないな)
とはじめのうちは思ってもらえるので、それは気が楽でした。
「ごめんね。英語頑張って話すの、今日は疲れちゃった」
って言えば、あまり話さなくてもいけると思いますし。
しかし、ハーフとかなら
「ごめんね!ハーフだから日本語上手くないんだ!」
って説明もしやすいけど、「発達障害だから」っては流石に言えないし…日本人なら日本語ができて当たり前と思われるわけだから、結構しんどいです。
※と言いつつ、ハーフの同僚(見た感じ、おそらく彼女も発達障害持ち)は「説明しても分かってもらえない」と嘆いていたので、そうでもないですね。
これはもう、不思議系宇宙人キャラになる他ないのでは…?