序章.6 進化したアイアンとゴルフボール
ルーレットが止まったのは…???
2052年Calling me社の7Ironだった⤴
小崎洋司
「なんぞい…!?」
岡森亜矢子
「少し待って⤴私のインプラントブレインで、ゴルフ見聞録を調べて見るわ!」
中部金志郎
「どこぞで聞いたことあるだぎゃ〜!」
岡森亜矢子
「Golf Ironの常識を覆したClubのようね⤴え〜と…超短尺の超デカヘッドですって!?」
大羽奈健
「ややこしいClubがお出ましですね…⤵」
小崎洋司
「そうでもありまへんで⤴なんせ2052年でっしゃろ⤴ティーショットのヒッコリードライバーとフェザーボールに比べると天国とちゃいます!?」
あ〜だ⤴こ〜だ⤴言っていると…地面から収納庫が現れて自動扉がオープンする。
大羽奈健・小崎洋司・中部金志郎・岡森亜矢子
「うそぉ〜ん〜!?」
その⤴2052年Calling me社の7Ironは…!
なんと20inch(50cm)の極太プラチナカーボンシャフトが眩しく輝き⤴ヘッドに至っては…なんと直径18cmの透明強化ガラス球体だったのである!?そして!その横に同じく透明強化ガラスゴルフボールが……!?
小崎洋司
「なんぞい…!?」
大羽奈健
「んんんんん???グリップにプッシュボタンが、2つありますけど!?ちょっと押してみます!」
すると……………!?
直径18cmの透明強化ガラス球体ヘッドに文字が浮かび上がるのであった。
小崎洋司
「なんぞい…!?」
その文字とは…!?
Calling meは⤴あなたの顔を認識しました。
大羽奈健
「凄⤴僕の顔がヘッドに映りましたよ!?ちょっと試打してみましょうか?」
大羽奈健が⤴もう一つのデモンストレーションボタンをプッシュする。
Calling me社の7Iron
「大羽奈健様ですね!それでは⤴デモンストレーションプレイをお楽しみにください。では⤴最も嫌いな人を思い出してくださいますか?」
大羽奈健は⤴小学生時代に恋のライバルだった、神奈月尊を思い出して見た⤴すると…??透明強化ガラスゴルフボールに神奈月尊が浮かび上がってきたのである。
大羽奈健
「神奈月や!僕と芝子ちゃんの恋を邪魔しよった奴や!思い出しただけで腹立つ!!!」
Calling me社の7Iron
「大羽奈健様!その腹立つ思いを⤴思い切り愛のラブボールにぶつけてくださいね!」
小崎洋司
「そう言えば⤴俺の曾々祖父のゴルフメモに書いてあったで!確か…ゴルフボールを一番嫌いな奴やと思って打て!と⤴」
大羽奈健
「そゆことですか⤴!!!!」
中部金志郎
「どうなんのだぎゃ〜!?」
大羽奈健は…恐る恐る!?
2052年Calling me社7Iron20inch(50cm)の極太プラチナカーボンシャフトを手にしてアドレスすると⤴神奈月尊の顔になった透明強化ガラスゴルフボールに向かって打ち込んだのであった!
大羽奈健
「神奈月!!お前なんか大嫌いやぁ〜!!」
スイートスポットでジャストヒットを確信した大羽奈健であった!
神奈月尊ボールは低い弾道で飛び出すと⤴空中にスモーク文字が現れたのであった。
俺も!お前が!大嫌いや!!!
でも!ほんまは!大好きやってん!!
大羽奈健
「神奈月………!」
神奈月ボールは⤴ピンに向かって真っ直ぐ飛んで行き⤴そのままカップインしたのであった!
すると…カップインした神奈月ボールから⤴シルエットが現れたのであった!その姿は!?
神奈月尊だったのである。
神奈月尊
「大羽奈君!僕はもうすでに…この世から消えてしまいました…⤵ゴルフしていたときに…右隣ホールから飛んできたOBボールが股間に直撃して左隣ホールから飛んできたOBボールが…こめかみに直撃して即死でした…!消え行く意識の中で浮かんだのが大羽奈君だったよ!本当にありがとうm(_ _)m僕の永遠のライバル…!!」
その光景を見ていた大羽奈健は…フェアウェイに泣き崩れたのであった。そして他の3人も…流れ落ちる涙で…大羽奈健を見つめていたのであった!
To be continue.