序章.5 マイドライバーの秘密
どうにかティーショットを打ち終えた4人は、
フェアウェイを歩きながら⤴本来使っているエースドライバーの話をするのであった。
小崎洋司
「皆さんのドライバーなんぞい?」
大羽奈健
「僕はですねぇ〜!ツィスト&シァウト社のスーパーチタン9度で580ccあります!シャフトはトンビ社のトルネードカーボンのXXで手元調子です!」
中部金志郎
「どえらゃ〜ブツですな!?」
大羽奈健
「何をおっしゃいますか?中部さんのも⤴最新だったでしょう!」
中部金志郎
「そうでおま!あのウェポン社に別注してまんにゃわ!ビッグウェポンのフューチャーチタンドライバー600ccの9.5度⤴シャフトはミラクルフュージョンカーボンのXで中調子だぎゃ〜!」
岡森亜矢子
「飛距離をお金で買ったのですね…⤵」
小崎洋司
「お嬢のドライバーも⤴そうちゃうの!?」
岡森亜矢子
「まぁ〜似たような!グレートポテンシャル社のローリングサンダーチタン560cc⤴10.5度で、クレイジーラブ社のホットキスカーボン先調子ですわよ!」
小崎洋司
「なんぞい…そりゃ!?」
大羽奈健
「小崎さんのドライバーどんなんですか?」
小崎洋司
「よう聞いてな⤴1回しか言わへんから…!新潟県燕市の地クラブで⤴鍛造ドライバーですねん!」
大羽奈健・岡森亜矢子・中部金志郎
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…!?」
小崎洋司
「スーパーハイテンチタン素材を叩いて⤴熱して⤴熱して⤴叩いて⤴3ヶ月繰り返しますねん!昔ながらの刀職人が⤴熱して⤴叩いて⤴ますねん!」
大羽奈健・岡森亜矢子・中部金志郎
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…!?」
小崎洋司
「そっからが⤴またどえらい手間かかりますわ…!今度は成型せなあかんねん!トントン⤴コツコツ!トントン⤴コツコツ!3ヶ月繰り返しますねん!こっからが⤴またまた手間と暇かかりますねん…!年季の入った磨き職人がシコシコ⤴ピカピカ!シコシコ⤴ピカピカ!3ヶ月繰り返しますねん!」
大羽奈健・岡森亜矢子・中部金志郎
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…!?」
小崎洋司
「9ヶ月かかって⤴やっとこさドライバーのヘッド完成しまんねん!次はシャフトですわ!鉱山いって⤴発破さしますねん!ドカーンって!炭坑夫雇って⤴掘りたてホヤホヤの鉄調達しまんねん!知り合いの製鉄所行って溶かして貰いますやろ!ほんで不純物取り除いて純度100%の鉄ちゃんこさえて貰います⤴」
大羽奈健・岡森亜矢子・中部金志郎
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…!?」
小崎洋司
「ほんで⤴純度100%の鉄ちゃん持って!また新潟県燕市行きますねん!またまた熱して⤴叩いて!熱して⤴叩いて!3ヶ月繰り返しますねん!ほな⤴純度100%の鉄ちゃんがやで⤴驚きのシャフトになりますねん!」
大羽奈健・岡森亜矢子・中部金志郎
「どうなるんですか…?????」
小崎洋司
「へへへ…⤴教えましょか!そら⤴しなやかで!しなやかで!カーボンなんて!あっち向いてホイですわ!その⤴純度100%鉄ちゃんシャフトをこう呼んでますわ!」
大羽奈健・岡森亜矢子・中部金志郎
「なんて呼んでいるのですか????」
小崎洋司
「内緒にしといてな!誰にも言わんとってな!」
大羽奈健・岡森亜矢子・中部金志郎
「もちろんですとも⤴」
小崎洋司
「鉄の棒!こてっちゃん⤴ですぅ〜!」
大羽奈健
「グフ…⤴」
中部金志郎
「ブフ…⤴」
岡森亜矢子
「ヒヒ…⤴」
小崎洋司
「なんぞい…!?」
大羽奈健
「いやぁ〜!素晴らしい⤴実に!素晴らしい!拝見したいです!」
小崎洋司
「そうでっか!ほな今度のラウンド⤴ドライバーだけでも⤴マイクラブ持参しましょか!」
中部金志郎
「いいだぎゃ〜⤴持ってくるだぎゃ〜!」
岡森亜矢子
「よろしいですことよ⤴」
こうして4人は⤴
それぞれのセカンド地点に着いたのである!
そして…再びタイムスリップルーレットで⤵アイアンクラブチョイスが始まった!
タイムスリップルーレットが回転する!
小崎洋司
「Stop!!!!」
食い入るように画面を見つめる4人組!表示されたアイアンセッティングは!?
一体どうなってしまうのか????
To be continue.