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あとがき

「姉妹。滅多刺し」

 この物語は、小坂戒先生の言葉から始まりました。

 小坂戒先生は、小説家になろうサイト空想科学祭やそのほかの企画にも作品を投稿されていらっしゃるのでお馴染みの読者も多いかと思います。


「小説家の沼川海湖です・柘榴編」を読んで頂き有り難うございます。

 楽しんで頂けたでしょうか?


 小坂先生とは、2008年9月〜10月開催の空想科学祭の時に初めてお会い致しました。

「SF FESTA 2008 空想科学祭」に作品を投稿した雪鈴は、同じ空想科学祭に参加中の小坂戒先生とお話する機会にもめぐりあいました。

 読んで頂いている方はご存知だと思いますが、小坂先生と雪鈴の本来の作品は、似ても似つかぬほど色の違うものです。

 まさか小坂先生の頭にある作品を雪鈴が書き下ろす事になろうとは思いもかけない出来事でした。


 最初、雪鈴は色の違う作品を書く機会ができた事を喜び、物語を書く勉強になると思って、そのチャンスにめぐりあえた事を天に感謝しておりました。

 小坂先生とお話をさせて頂きながら、雪鈴は幸せいっぱいの気分でプロットを作り小坂先生に見てもらっていました。

 しかし、はやり向き不向きが出てしまい、雪鈴は「色の違う作品は書けない」と挫折しそうになったのです。

 作品を書き下ろしている最中に、リアル友人からいろいろな注意も受けました。

 雪鈴は日に日にモチベーションが下がり、書き下ろした作品を見ながら、こんなしんどい思いをするなら投稿はやめたほうがいいかなと思い悩んでいると、「SF FESTA 2008 空想科学祭」に参加しているみなさんが優しい言葉をかけて下さり、小坂先生にも励まされ、雪鈴はなんとか無事に最後まで投稿する事ができました。

今回「小説家の沼川海湖です・柘榴編」を投げ出さずに最後まで投稿できたのは、構成して頂いた小坂先生や「SF FESTA 2008 空想科学祭」の参加者のみなさん、リアル友人の叱咤激励のお陰だと思っております。


雪鈴に関わって下さったみなさん、本当に有り難うございました。


最後になりますが、

「小説家の沼川海湖」シリーズの話の平均ユニークアクセス数は、雪鈴の作品の中ではダントツで多く、今回2作目の投稿が実現したのは、(ひとえ)に読者の温情あっての事だと思っております。

「小説家の沼川海湖」シリーズを読んで下さった読者の皆様、本当に有り難うございました。


雪鈴的に言わせて頂くと、

「滅多刺しの無慈悲な物語を書いている時に、人の温かみに触れ縋る事になるとは、全く予想していませんでした」

です。


それでは、またお会いできるその日まで。


 雪鈴るな

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