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理解不能の、弱い蒼  作者: 倉木 碧
121/148

119《祈りを絶やすことなく》 (3)

〇 この編(『117』~)は、劇中劇の扱いです(小説の中の人物がパーティで劇をするという趣向です)


〇 後書き部分に、配役表があります。


【二幕目・二場】


(練習会で習ったワルツ、タンゴ、ルンバ、チャチャチャ、ブルースorフォックストロット、ジルバorジャイブのパーティダンス向けの曲がメドレーで流れ始める。)

(幕が上がる。城の舞踏会会場である。)


 客(練習会のメンバー)達と、マリン姫とナハトが踊っている。

(拍手)

(衣裳は、ラテンダンス寄りでのオーダーメイド。個人の好みを反映させている)

(ナハトは、黒いワークシャツとスラックス。マリン姫の衣裳は、別珍のような紺で隠しダーツ部分に銀の三日月が挟まっているようなイメージのスリムなラインのドレス。)


 ナハトはマリン姫と踊りながらも、きょろきょろと人を探しているようだ。


「ああ、殿下はいったいどこに行かれたのか、こうも人が多い、舞踏会場(ボールルーム)が多いと、探すのも大変だな。

 マリン、心して聞いておくれ。

 先ほど、王子殿下はお前と話したいと言っておられたのだ、…これこそまさにチャンス!」

「はい…?チャンスとは…?

 畏れ多いことですが、幼なじみとしていつもお話しておりますのに、、?」

 ナハトは、微笑む。

「いや、そうではない関係に変わるのだよ、これから」

 マリン姫は、ふるふると首を優雅に振って否定した。

「兄さま、私…先日から申しております通り、(頬を染めたのか、自分の両手でそっと頬を押える)

 アレク様よりも…私、気になるお方が…」

「戯れ言を言うのはやめてくれ、マリン。今は…、おっと!」

「今は、って(笑)。

 兄さま、今はきちんと踊らないと皆様に恥ずかしいですわ♪」

「うむ…確かに先生役を仰せつかった身としては、みっともない所を見せられないな」



(踊りが終わる。中央付近でナハトとマリン、練習会メンバーもお辞儀をする)

(拍手)

(引き続き、練習会メンバーが踊る。ナハトとマリンは舞台袖に寄る)

 

「まぁ、話は後にしよう。

 ただ、殿下ときちんと踊ったり、話をしてもらいたいのだ…」

「はい、そうですね…。とてもお忙しそうでしたけれど(微笑)。

 あら?ほら、こちらにいらっしゃるわ。

 グリュン姫様と、それから、ほら、エスコートなさっているのは、(赤面)ファイル様だわ♪」

と、マリン姫は嬉しそうに少し近寄りかけ、優雅なお辞儀をする。


(舞台中央へと、グリュン姫とファイルが近づいてくる。どうやら、ビュッフェを楽しんできたようで機嫌良い様子。)


「ごきげんよう、マリン姫」

と、うやうやしくファイルがお辞儀をする。ナハトもまた礼儀正しくグリュン姫にお辞儀を返し、丁寧に挨拶をする。


「ごきげんよう、グリュン姫。先ほどはあまりお話出来なくて、私どもも残念でした。

 お伝えしていなかったですね、私はマリンの兄です。妹と共に今後ともどうぞよろしく」

「まぁ、ナハト様とマリン姫様って、ご兄妹でいらしたんですね!!

 (独白)…なぁんだ、安心した♪

 ファイルのライバルになったら困るイケメンだから、今、足でも踏んで退場させてやろうかと思ったりもしたけど、やらなくて良かったわ♪」


 グリュン姫以外の3名、

「え?…今、なんて??」「おっしゃったんです??」

と、尋ねる(なにか不穏当な言葉を聞いたように思うが、確信が持てないといった風情)


 グリュン姫、飛び切り良い笑顔をして、さっさとごまかす。

「いえいえ、驚いただけです♪

 ナハト様もマリン姫様も、まさに美男美女のお血筋なんですね♪

 揃って立っておられると眩しいくらいですわね♪」


 褒められ慣れているナハトはいつも通りというように、少し会釈をして

「いえ、それほどでもありませんが(愛想笑い)。

 そういえば、グリュン姫様のご郷里は…たしか、」

 ファイルが引き取って答える。

「はい、そうなのだ。以前私がお世話になった方の姫君であって、」

「はて…?それは、どちらでしょう?

 辺境にご領地を持たれる伯爵と伺いましたが、その辺境というのも、ざっくり過ぎて…?」

とナハトがさらに尋ねたそうにするが、それをもまた、ファイルが話を遮ってしまう。


「話もいいが、それよりせっかくの機会だから、我々もダンスを楽しもうではないか。

 (グリュン姫に向かって)

 ナハト殿は、ダンス指導も素晴らしい方です。舞踏会に出る者はみな、こちらのご兄妹におせわになったのです。

(メンバー達もいったんダンスを止めて拍手を送る)

(ナハト、マリン姫もそれに応える)

 ですからね。

 姫様も一度、ナハト殿と踊っていただくと良いですよ」

 グリュン姫は、ここぞとばかりに、かなりオーバーに応じる。

「ぜひ♪

 ぜひ、お教えいただきたいです。お願いします♪」

 (マリン姫に向かって)

「嬉しいご提案ですわ。パートナーチェンジと申しますか、素敵なお兄様をお借りして♪、ええと…ファイルをお願いしてもよろしくて?」

 マリン姫は嬉しそうに場を譲り、ファイルの隣へと近づく。


 ナハトはまだマリン姫に話をしたそうだったが

「なるほど。…では、ぜひ1曲お願いいたします」

と丁寧にグリュン姫にお辞儀をする。

 マリン姫が嬉しそうに

「そうですよ、兄さま、舞踏会ですもの。私とばかり踊っていてはいけませんわ」

 ファイルもまたにこやかに

「では、(コホン)マリン姫様、私でよろしければ、ぜひダンスをご一緒にお願いいたします」

と腰をかがめてお辞儀をすると、マリン姫は喜んで会釈を返した。

(というわけで、2組がパートナーチェンジをして、ワルツを踊る。)

(拍手)

(ナハトがエスコートをしてグリュン姫と舞台袖へ移動する)

(マリン姫とファイルは、楽しそうにメンバー達と踊りつづけている)


 ナハトから飲み物を手渡されたグリュン姫が、お礼を言う。

「ありがとうございます」

 ナハトは如才なく、グリュン姫を褒める。

「とてもお上手で、スムーズな足運びです。特に軽快なリズムだと生き生きと明るくて、愛されるフロアの花ですな」

「ありがとうございます。ナハトさまにお褒めいただけるなんて光栄で嬉しゅうございます。

 でも、…!

 フロアの花というのは、やはりマリン姫様ですわ。

 なんて素敵な、優雅な方なんでしょう。

 女性の私でも見とれますし、心から憧れてしまいますわ」


 ナハトは大いに喜び、顔の表情がほぐれ、口調も柔らかくなる。

「貴女も、お褒めくださいますか。

 身内びいきというのは至極お恥ずかしいのですが…。

 ただ実際、マリンは私の自慢の妹なんです」

「ええ、お気持ちはとても良くわかります。

 あのような方がいたら、他の者はかすんでしまいますわ。

 本当に、私も男に生まれ変わって踊っていただきたいくらいです♪

 舞踏会の主人公は、断然マリン姫様だと思い…」


(いきなり、アレク王子がぬっと2人の後ろから現れる。実は途中から目立たぬように練習会メンバーに立ち混じり、踊っていたのだった)


「あのさ、主人公は誰だって?」

ナハト、驚く。

「わ?!王子殿下!

 どこにいらしてたんですか?

 先ほどからずっと探していたんですよ~(嬉)」

「あ~、僕も出番を待っていたんだよ(笑)。

 確か、僕こそが主人公のはずだし!(笑)」

 ナハト、大いに賛同する。

「ええ、確かに断然殿下が主人公です。

 それはもう、間違いありません」

「うん。わかってる♪

 もしかして、

 僕の《出番が少ないな》、とか、《なんだか寂しいな》って人、いない?(笑)」

(笑い声・「ないない♪」とまぜっかえす声も)

 

「せっかくだから、ジャイブをもう一曲かけて♪

 グリュン姫、踊ろうよ?」

 ナハト、グリュン姫は少し慌てる。

 ナハトが天井に向かってつい、叫ぶ。

「え?劇の進行って、あの~、これで合っていましたっけ?(笑)」


ナレーション(遥の声):はい、突然のアドリブ・リクエストにも対応可能でございます。

 ちょうどダンスタイムになるところですから、ジャイブからメドレーをスタート致しましょうか?

 劇参加者の皆様も、会場の皆様もどうぞご遠慮なくダンスをお楽しみください。

 

(拍手)(ステージ下のフロアでも、ダンスを踊り始める)



【幕間】


ナレーション(斎藤の声):はい、フリーダンスタイムです。タイミングは、ちょうど良かったかと思います。

 ただ今から、クイズ大会が始まりますので、準備のお時間を頂戴します。 

 踊りながらで結構ですので、皆様、クイズのルール説明を聞いてくださいね。

(会場のあちこちから{はーい}という返事もある)

 皆様!

 王子様が有名な画伯であることをご存知でしょうか?


(素で「知らなかったです~」という声と、笑みを含んだ「確かに画伯だ。画伯過ぎてクイズ大会が成立するか、心配だがな(笑)」という声が混ざり合う)



ナレーション(斎藤の声):はい、実はとても最強の画伯でいらっしゃるのです(笑)。

 クイズ大会のルールは、簡単です。

 ただいまから舞台上に絵が登場いたします。王子様役のラインハルトさんが描いた自信作でございます。

 何が描かれているか当てるだけ!で良いのです。

 正解絵は、弟のハインリヒさんの描き下ろしでして、照合して答え合わせを致しますから、たぶん禅問答のような事態は回避できるかと…。


 フロアで、練習メンバーと踊っていたラインハルトが突っ込む。

「え?禅問答だって?(笑)

 いつもは姫野が頭が痛くなると逃げていくだけだよ(笑)」

「はい、私はパスでお願いしたいくらいです(笑)

 この後、ナハト役として大切な見せ場があるもんで」


ナレーション(斎藤の声):パスなさる方は、もったいないかもしれませんよ?

 正解者には豪華賞品が用意してございます。面白いお答え、惜しいお答えにも、ちょっと嬉しい賞品が出される予定です。

 画伯も、え~と、クイズ大会向けの、自信作なんですよね?

 大丈夫ですよね?(笑)


 ラインハルトが自信満々に言う。

「大丈夫だよ!

 今回、正解が出やすいようにと指示されたから。

 僕は、皆に伝わりやすいように…心して丁寧に描いておいたからね♪」



ナレーション(斎藤の声):おお、それは心強いですね。

 どうぞ皆様、奮ってご参加ください。

 (準備完了のタイミングで)

 では、皆様。準備が整ったようですから、一度ご着席ください。

 (着席ほぼ完了のタイミングで)

 何かひらめいた方は、その場で手を挙げていただいて。

 こちらからマイクを持って、テーブルまで伺います。



 舞台に登場した3枚の絵のカバーが、一斉に取り払われる。

(会場、笑い声+うめき声?、どよめき)


{す、すごいな、あいかわらず前衛的で、何が描いてあるか全然わからん(笑)}


ナレーション(斎藤の声):申し上げた以上の、かなりの難問を取り揃えてしまったようでございますから、一斉にカバーを外しました。

 こうなったら、A、B、Cのどの絵からでも構いません(笑)。

 画伯からヒントは、いただけますでしょうか?


 ラインハルトが笑う。

「え~、頑張って欲しいなぁ。

 最初はノーヒントでしょう(笑)、さすがに(笑)」

(笑い声、の他「難解過ぎる~ww!」のヤジなど)


ナレーション(斎藤の声):おお~、皆さまのお気持ちの方に寄り添いたいところですが!

 出題者の意向もあり、ノーヒントでスタートします。

 皆様、間違っても大丈夫なんですよ、どうぞ果敢にチャレンジしてください。


客1「ええと、Bの絵がわかりやすいかな、と(笑)。

 ですから、Bでいきたいです。

 その、たぶん真ん中にあるのが、ええとポルチーニ茸で、横のね、ねこか豚が、あ、豚がトリュフを探そうと・・・」

(え?、豚?猫?…会場もどよめく)


斎藤「あ、ええと、(正面からは見えない正解絵を確認する)お、惜しいですね。いや、まだまだ惜しくはないですかね(笑)。

 ”小ネタ賞”ですかね♪

 皆様、正解じゃなくても、このように部分部分について色々お答えください。

 先ほど申し上げた通り、”小ネタ賞”などを色々と理由をつけてはドシドシ差し上げる予定でございますので(笑)、早い者勝ちですよ♪

 みんなで頑張って正解に近づいていきましょう♪」


(あちこちで手が上がる)

客2「もしかして、きのこではなく、ボールかもしれませんよね?」

斎藤「そうです、そんな感じでいきましょう、”近づいたで賞”です」


(会場、ざわつく。予想外だった人が多いようだ)

客その他「あ、あのいびつなのがボールなのか??」

ラインハルト「うん、本当はボールじゃないけれど、ボール状の球体だよ!」

(会場、{ボールに似た物だって、}、{ええと、じゃ、なんだ?}等ざわつく。)


夏美「は~い!もしかして、ボールじゃなくて、地球なんじゃない?」

斎藤「え~~と、(再度、正解絵を確認する)

 そうです!、これ、すごいですね、夏美様。”かなり近づいたで賞”です。

 正解絵を見ると、地球が描いてあるんですよ。

 とりあえず、真ん中のものは、地球確定です♪」


(大勢の客が呻く。どうやら地球には見えない、というか地球に見える方がどうかしているかも?レベルの絵のようだ)


客その他「ええと、それを地球と認定するんだと、すると???」

客その他「そうなんだよ、地球より大きいブタ?」

客その他「ブタじゃないかもよ?」

子供「怪獣?」

子供「おばけ?」

(白熱してくる)

斎藤「あ~、皆様。順番、順番。答えたのに賞品小袋、もらい忘れないように!

 いったん、ストップして確認しましょう。行き渡りますように。

 しかし、先ほどの答えはすごいですね。コツを聞いてみましょう。

 夏美様、どうやって地球と思えたんですか?」


夏美「ええ、そのちょこっとボールにはりついているひしゃげたチーズみたいな形が日本列島に視えてきそうだなって、、、。

 だから、地球かなって思えたのよ」

瑞季「じゃ、もしかして、その下のって、オーストラリア、なのね?!」

夏美「そうそう、なんとなくそんな風でしょう?」

マルコ「なるほど、コツというか推理の糸口が、見つかりましたね♪」

客その他「ニュージーランド出身者としては、その横のが母国とは思いたくない~」

(笑い声)

斎藤「あ~、確かにかなり、、すごいことに(笑)。

 国際問題にしないためにも、ぜひ内緒でお願いします。大使館に駆け込んだりしませんように(笑)」


 ラインハルトが笑顔で言う。

「いや~、ごめん。なかなかニュージーランドの良さを表現できなくて。

 だけど、とにかくそれは、地球なんだよ、ほら~、地球に見えてきただろう?」

(う~~ん??)

ラインハルト「みんなで一緒に考えれば正解に近づいてくるだろう?

 きっと、今に正解が出るよ♪

 嬉しいな、当ててもらえると♪」

(会場全体で、良い感じに笑顔)

斎藤「しかし、見れば見るほど。日本列島もなんだか、ええ(笑)。

 ひしゃげたチーズという表現、素晴らしいと思いますね!

 ぴったりで。

 日本列島が聞いたら、

 『失礼な!』

と言って、怒り始めるようにも思いますけどね」

(笑い声)

(「国際問題、だらけだな?」という声も)


 紆余曲折あって、正解が確定する。

 最終的に、斎藤が(ハインリヒ作の)正解絵を舞台上から見せる。


 {広大な砂漠に地球が落ちて転がってしまったのか、少し埋もれている。それを神獣スフィンクスが静かに見守っている。そのような絵}

(大きな拍手)


遥「素敵な絵ですね。神秘的ですし、すごく考えさせられますね。メッセージ性のある絵というか、」

瑞季「う~ん、良くわからないけれど、、。

 じゃ、この砂漠は地球の砂漠じゃないってことなのね?だって、地球が砂漠のそこに落ちてるんだから」

夏美「あ、そうね、そうなのよね」

遥「違うのかしらね?」


 ラインハルトは、にこにこしているだけに留めているようだ。

瑞季「そうね、どうなんだろう?」

夏美「う~ん、砂漠を見てたら、砂漠はまぎれもなく地球の砂漠に見えるんですもの。でも、確かに地球がそこにあるんだから、そうなのよね、地球の砂漠じゃないことになる」

フィリップ「禅問答みたいだな、やはり(笑)」

マルコ「いや、もしかして、ですね。もっとシンプルに。

 これはいっそ、地球の形してるビーチボールだったんじゃないですか?」

マルセル「マルコ、さすが良いことを言う♪」

瑞季「そうですか?なんか趣をめっちゃぶっ壊すような流れに(笑)」

マルセル・マルコ「おや、バレてますか?(笑)」

(笑い声)


 ラインハルト、自分でも自分と弟の絵を見比べて

「難し過ぎたかなぁ…(笑)

 でも、僕の拙い説明で、ここまで素敵な絵に仕上げてくれるハインリヒには、大いに感謝だね♪」


(このような流れで、とりあえず3枚の絵のクイズ大会は終わる)


ナレーション(斎藤の声):では、皆様、クイズ大会は終わります。

 三幕目の準備が出来るまで、10分ほど休憩及びフリーダンスタイムです。休憩室などにも劇の予鈴が入りますから、ご安心くださいませ。

 

 

☆ 配役表 ☆


グリュン姫(ペルレ姫)=夏美 【イメージカラー:グリーン】

マリン姫=真凛 【イメージカラー:ブルー】

ロゼ姫=遥 【イメージカラー:ピンク】

ゴルト姫=瑞季 【イメージカラー:イエロー】


アレク王子=ラインハルト


騎士団所属術師ナハト(王子の側近)=姫野

騎士団所属騎士ファイル(王子の側近)=マルセル


国王夫妻=フィリップと妻メレイア


サンバ隊(子供心を持った有志・飛び入り大歓迎)

舞踏会の招待客、城の警護兵(ダンス練習会メンバー有志)


〇 小説上では日本語での表記だけですが、

  実際のパーティでは司会・舞台上のセリフ、説明などは同時通訳で{英語・ドイツ語・フランス語}の字幕テロップが舞台上の壁だけでなく、四方の壁上部に流れています。


〇 休憩室も、大きな部屋で男性、女性、男性指向、女性指向別のもの。中くらいの部屋で家族、親族別で使用できるもの。また、乳母とベビーシッターのいる部屋が5つ以上設けられたフロアもあります。

〇 途中で出てくる絵の案は、ラインハルト氏が考案したタロットカードの大アルカナカードのシリーズのものです。

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