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ブラック企業が倒産して今日から勇者  作者: 汐留ライス
3rd Account 終電は間に合わない
67/191

《67》

「雑魚がいちいちうるさいですね、所詮あなたたちは捨て駒なんです。あなたたちの代わりなんて、掃いて捨てるほどいるんですよ」


「あはは、ボクも今回ばかりはフラスコさんに同意かなあ。だってキミたち弱いもんね」


 サーベルの剣先をチラつかせながら、アニーが笑う。


 彼女の内面を知った今では、その笑いがいっそう空虚に見える。


「ヤダヨ、死ニタクナイヨ」


「ココデ死ンデモ労災下リナイヨ」


 パティたちの無法な言い分を呆れながら聞いてたけど、命乞いするコボルドの1体がもらした『労災』の一言が、俺の心をとらえた。


「待て、敵地に侵入するのはおまえらの仕事だろ。なのにケガしたり、最悪死んだりしても労災が下りないっていうのか?」


 俺が尋ねると、コボルドたちは当然のように答える。


「ソウヨ、労災下リナイ。ソモソモ残業代ダッテ出ナイ」


「出ナイ出ナイ。裁量労働制ダカラネ」


「裁量労働制!」


 まさか異世界で聞くとは思ってなかった単語が出てきて、思わず叫んでしまった。

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