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ブラック企業が倒産して今日から勇者  作者: 汐留ライス
3rd Account 終電は間に合わない
59/191

《59》

 ここに至ってようやく、俺は自分が夢をみてるんだって気づいた。


 おそるべしブラック企業。倒産して破産管財人の手に渡った今もなお、過去の記憶をフラッシュバックさせて元社員を苛むのか。


 死せる孔明に脅える仲達の心境を身をもって実感してる横を、大型のトラックが通過する。と思いきや、トラックは3車線の車道をフルに使ってその場でUターンした。


 何をする気だ、おい。疑問を口にするよりも早く、トラックはまっすぐこっちへ向かってくる。


 運転席にはアニーがいた。


「ははは、みんな壊しちゃえばいいんだよ。そうすれば悩みも不安も、全部なくなっちゃうんだからさ」


「いや待て、落ち着けアニー?」


「ボクは落ち着いてるよ。この手で勇者さんを葬れるって思うとワクワクする」


「葬るなよ!」


 俺のツッコミを無視して、へらへらと笑いながらアニーは速度を上げる。


 猛スピードではははだなんて洒落にもならない。あなたが好きだから僕は死にましぇんなんて寝言は、ドラマの世界でしか通用しないのだ。

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