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ブラック企業が倒産して今日から勇者  作者: 汐留ライス
3rd Account 終電は間に合わない
55/191

《55》


            †  †  †


 朝からの上天気に加えて気温も高すぎず低すぎず、おまけに時おり涼しい風まで吹いてきて、絶好のウォーキング日和。


 デスクワークばっかりで運動不足が慢性化してた俺にとっては適度な運動量なんだけど、日が高くなるにつれてパティの機嫌は悪くなるばかり。


「なぜ雑魚モンスターが出てこないのですか? これでは勇者様のレベルが上がらないではありませんか。なぜですか、どうしてですか、ホワイですか!」


「最後のおかしいだろ、文法的に」


 異世界で英語がうんぬんっていうのは、もう気にしないことにした。


「あはは、ゲートさんはせっかちだなあ」


 俺と同様にウォーキングを満喫するアニーを、パティが死ねとばかりににらみつける。


「あなたが楽天的すぎるんです! 勇者様が雑魚をボコる→レベルが上がる→ワタクシの魅力に気づく→情熱的な一夜→妊娠→出産という勝利の方程式が、このままだと破綻してしまうではありませんか!」


「破綻してるのはおまえの頭だ」


 どれだけ奇抜なピタゴラ装置を使えば、そんな結論に至るのか。


 『風が吹いたら桶が吹き飛んで桶屋が儲かる』って言われたほうが、まだ論理的には成立してる。

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