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「これはいったいどういうことです? ワタクシは絶対に認めませんよ!」
早朝の室内。へらへらと笑みを浮かべるアニーに、見るからに不機嫌な様子のパティが詰め寄る。
その横ではメイドAが、どうしていいかわからずにただオロオロしてる。
要するに昨日見たやり取りがリピートされてるようなものなんだけど、それをどうして俺が寝てる部屋でやるんだ。頼むからよそでやってほしい。
「あはは、ポストさんがそう言ったって、国王陛下が決めたんだから仕方ないじゃないか」
「いーえ、たとえ陛下の決定でも許せません! アナタだけでも邪魔なのに、メイドAまで同行させるなんて!」
パティは名前を間違えられたこともスルーして、アニーに向かって怒鳴り散らす。よほど怒ってるのか、それともいちいちツッコむのが面倒になったのか。




