表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブラック企業が倒産して今日から勇者  作者: 汐留ライス
2nd Account 上司はセクハラする
40/191

《40》

「どうするかなあ」


 また声に出してみた。


 ここしばらくは睡眠の手段といえば、部屋の冷たい布団で気絶するように眠るか、昼休みに机に突っ伏して気絶するように仮眠するかの2択だったから、温かくてフカフカのベッドはそれ自体が夢みたいだ。


 ひょっとしたらこれは本当に夢で、現実の俺は駅前のロータリーで泥酔して、寝転がったまま冷たくなってるんじゃないかなんて不安にさえなってくる。


「勇者様ぁ。開けてくださいよぉう」


 少し眠ってたらしい。部屋の外から聞こえるパティの声と、ドアをガンガン叩く音で俺は我に返った。


 さっき襲われかけたから不安もあるけど、こっちも食事と休養のおかげで抵抗できるだけの体力は回復してる。


 何より放置しておくにはうるさすぎるから、俺はドアまで歩いてから鍵を開けた。


「聞いてくださいよぉ勇者様ぁ」


 ドアを開けた途端、顔を真っ赤に染めたパティがなだれこんできた。


「うわ、酒臭いぞおまえ!」


 昨日の俺も相当酒臭かったはずだけど、それはいったん棚に上げて叫んだ。


 顔が赤いから何か恥ずかしいことでもあったのかと思ったら、全然違ったらしい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ