さて、舞台が整ってきた
「ん? ミシェル、何かいったか?」
ふふっ
「いや、何も」
君は何も知らなくていい。
「? そう、か」
釈然としなそうだね
『やぁミシェル、僕だよ。今日も華麗に任務を完了。すぐに戻るよ、姫君』
『はぁ、まぁ、そういうわけでワタシもコイツ連れて戻るわね、ミシェルちゃん。』
ああ、お願いするよ。二人ともご苦労様。
『ははは、ミシェル、僕が成功するのは当然さ』
『はぁ、あんたは自重ってもんを覚えなさいよ、ルミアス。
あと、ありがとね、ミシェルちゃん。このアイシス、主が命に従い、ただいま帰還いたします。
なんてね♪』
『ちょっ、♪とかやめてくれたまえよ。気色悪い。君本当に男かい?』
『(あ? 俺の口調になんかあんのか?)
ないわよねぇ~? ル・ミ・ア・ス・ちゃん?』
『(ア、ハイ。ナイデス。勿論アリマセントモ)
はっはっは、あるわけないだろう。』
あははっ相変わらず仲がいいね、二人とも。
ああ、それとアイシス、リーラとミリエラがもうじき終わらせてくるだろうから、この後、まだ動いてもらうよ。でも、無理はしないように。まぁ、アイシスなら大丈夫だろうけどね。
『ええ、了解よ。無理はしないように気を付けるわ。』
「? ミシェル、急に黙りこんでどうかしたのか?」
「いや、なんでもないよ、もう少しですべて集まる。」
「? ? ?」
『ミシェル様ぁ~、私リーラ、仕事が終わりました。という訳であとで迎えをお願いしてもいいですか? 』
『主様、わたくしミリエラも、終わりましたのでお願いします』
ああ、分かった、じゃぁ、帰ってき次第、アイシスを行かせるから、しばらく待機しててくれ。
『はい。』『御意にございます。』
ふふっ、もうすぐ始まるよ、復讐の時間がね。