自己紹介でもしようか
主人公の性格にご注意を!
やぁ、初めまして、小鳥のような可憐で美しいお嬢様たちに孤高の薔薇のように気高く華麗な紳士たち。
…と、冗談は置いておいて私の名はミシェルだ、「羽のない天使」の店主をしている。もちろん「天使の微睡み」の店主でもある。宜しく。ついでにいっておくと私は女だ。…っと、残念なものを見る目で見ないでくれ、私はあくまで普通だ。
ついでにいうと、私には前世の記憶、というものがある。あぁ、だから残念なものを見る目で見ないでくれ…。私はあくまで常人だ。
っと、話がずれてしまったね。この世界はよく物語に登場する中世ヨーロッパ風なのだが、まぁ、所謂剣と魔法の世界、というやつなのだ。
私の前世は、二次元やプラモデル製作、工作、手芸、ネット小説に物語の想像、あとは、アニメ系の絵を描くことが好きな女だった(ついでに言うとこの性格のだから、女性にモテていたよ。全く、私はレズではないんだといっているのに…)。そのせいなのか、私は「傀儡師」という能力をもって生まれてきた。
因みにこの世界にはステータスというものが存在するから、それで知ったんだ。この能力は自分が製作した人形に命を吹き込むことができる、というものだ。余談だが私の店の従業員は全て私が作り出した人形だ。
この能力で作り出した人形は本物の人間と区別がつかないほどになる。あとは、まぁ、性格なんかは私が思い描いたとおりになるかな。
あぁ、忘れてたよ、私が作り出した人形たちには好きな能力を一つつけられるんだ。私は魔法も人並み以上には使えるから、武器に関する能力を与えて装備をつくってあげることもしばしばあるね。
チリンチリーン
おやおや、お客さんかい?
最近多いね、「天使の微睡み」のお客さんが。
ま、「羽のない天使」も繁盛してるけどね
( °∇^)☆
『マスター、遅いぞ、早く来てくれ…』
あ~、今の、念話ね。そのうち説明することにするよ。怒られてしまうからね。
今日はどんな依頼主かな?面倒くさい人はお断りだよ、うちは。
男装の麗人を思い浮かべてみてください、性格はそれです。見た目は…きっと次話くらいに分かるはずです。…はずなんです!