違和感は美少女でして
やっとここまで来た、
何度挫けそうになったことか、
何度妥協しようと思ったか、
それもこれも自らの愚かさが招いた必然だったのだと、
何度悟ったか、
まさかミスで何度もデータを飛ばしてしまうとは、
7回だ!何故そんなになるまで気づけなかったのだ!
もっと早く気付いていればこんなことにはならなかったのに!
意訳(ヤベェデータ消えた、まぁ良くするために書き直すついでだと思えばいいや楽勝楽勝、
また消えたもう七回だ誰も見てないとしてもはやくだらねばしかたないこれで行くぞ!:(;゛゜'ω゜'):)
「さぁ!貴様の罪を数えるがイィ!」
低い声と共にそんな言葉をやたらでかいおっさんが大声で叫んでいた久々の眠りを妨げられまた、目の前にいるのは2次の美少女でも天井に貼り付けられたベットinヒロインのポスターですらなやたらく発育のいいおっさんである。
僅かなら苛立ちの声を混ぜ伽耶はこう言った
「寝起きにむさいアンド、デカイおっさんとかあんたの方が犯罪的じゃねぇ?ってかここ何処だよ」
その言葉を聞きいておっさんがピクピクと震え出す。おもむろに腰からエスカリ◯ルグもどきを取り出して振り上げつつこう言った。
「貴様の血は何色だァ!!」
一気にエスカリ◯ルグを伽耶めがけて振り下ろした
(安眠妨害の次は殺傷罪とかお前の罪を数えろよ。あと沸点低ずぎ)
そんな言葉を胸に秘め伽耶は
目覚めた
…
「知らない天井だ…」
人生でもし、こんな状況になったら言わなくてわならない使命感に駆られるであろう世界的名セリフを様式美と共に口にした。
伽耶は取り敢えず横たわっていた体を起こし周りを見渡した。
物に溢れた自室とは違い、綺麗で物が少ない清潔感と生活感溢れる部屋がそこにあった。
まず、伽耶の真っ直ぐ見た方向に外の廊下につながるであろう2枚のドアがあり、中央に小さめなテーブルにバスケットが置いてある僅かではあるがいくつかのフルーツが入っているのが見えその隣に、水差しとコップがおいてある
右を見ると大きなテラスがあり大量の窓ガラスが貼ってある
そして、一部の開けられている窓からの風で白いカーテンがふわりと浮いては元の位置にもどり、また風でふわりと浮く動きを緩やかに繰り返している
そして、自らの寝ていたベッドを見る植物の蔓であろうものが脚などに彫り込まれており、真っ白いシーツ、大きめの赤い毛布
(徹夜でのゲーム大会は流石に不味かったかな、もう少し寝よう)
幻を見たと思ったのか伽耶はまた眠りに着くのであった。
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久々に眠りについたためか、良く寝た後の心地よい爽快感と共に目がさめ、そこで違和感に気づく
左腕が動かない、一瞬ミ◯ーならぬ、ヒギーにでも寄生されたかなどどいうどうでもいい思考が過ぎったが頭を振り取り敢えず確認しようと毛布をめくった、するとそこには美少女が伽耶の左腕に抱きついて静かな寝息を立てていた
少し先の構想は出来ておるヽ(・∀・)ノ