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敷地

志智は久しぶりの長旅に初めは目を輝かせ楽しそうにしていたが、三本目の電車に乗るやいなや眠そうに瞼を擦り出し遂には寝てしまった。駅からはバスに乗るため電車からバスまでは起こして歩いてもらい、バスに乗れてからは寝てもらうことにした。

学園前のバス停で降り、志智を背負いながら陽佳は学園の門をくぐる。


「……」


通っている学園とはいえ通い出したのはつい先日、夏休みに入る直前である。こんなに桁外れに大きな学園だっただろうか……と陽佳はしばし呆けてしまった。

三角屋根の本棟に教科棟、部活棟、寮棟、図書棟……把握出来てない棟もいくつかある。大きなグラウンドに野球場にテニスコートに弓道場に屋内プールに実技棟。あと何があったかなと陽佳は頭の中で指折り数えながら本棟へ歩いて向かう。

この学園は小中高とほとんどの生徒が特別な理由がない限り寮生活を送る。教師も独身者は寮に、結婚しているものでも寮で家族と暮らしている人もいるそうだ。

食堂や売店、自動販売機、カフェテリアなども園内にいくつかある。夜間も開いている売店は高等部の近くに1つある。

ATMもある上学生証でも買いものが出来るため、なに不自由なく生活が送れそうだと考えたところで本棟に着いた。


ちなみに志智はまだ寝ている。

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