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  作者: のえるん
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天気のいい日中は11月でも暖かい。

会社から電車で1時間、うたた寝してしまった。

ひんやりとした風を感じながら改札を出て階段を降りると目が覚めてきた。ロータリーをぐるりと見渡し待ち人を探す。

ロータリーの先には商店街が並んでいる。懐かしい空気が流れているが、ところどころお店が変わっていて、初めて来た場所にも思える。


高校生時代は自転車通学だったからこの駅は利用していない。しかしこのロータリーから続く商店街を抜けて学校に通っていたので、懐かしさもあり、新鮮でもあった。

待ち人はまだ来ていない。

時計を見ると待ち合わせより15分早くついていた、快速は早い。

バス停近くのベンチに腰掛け、鼻から空気を吸い込むと脳まで冷たさが届いた。


あの頃は毎日眠く朝練に遅刻しそうで全速力で自転車を漕いでいた。

未成年の交通事故は小中学生は放課後の時間が多い一方で、高校生はダントツに朝、それも7時から9時が多いと聞く。まさにかつての自分が自転車で爆走していた時間だ。

よく事故に合わなかったと心から思う。事故に遭うわけがないと謎の自信があった、いや、考えもしなかった。

若さからとはいえ、当時の自分の無謀さにこっそり苦笑いを浮かべる。


高校時代は部活漬けだった、朝練に毎日参加し授業中に休息をとり、放課後になって教室を飛び出しコートへ向かい、ボールが見えなくなるまで動き回った。

それもこれもあいつのせい。

自分をあの学校に引き入れた張本人、元担任、元顧問、そして今の待ち人、渡辺先生だ、

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