内藤への手紙 2
引っ張ってしまい申し訳ないです。これももちろんフィクションです。
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「ふう、少し回復したぜ!」
「一週間も休むなんて……どんだけ疲れるのよ……」
「え? そんなに休んでねえだろ?」
「あ、そっか。で、疲れは取れた?」
「おう! じゃあ続き行くぜ?」
「でも、借りちゃいますって言って借りてくの? 何かむかつくんだけど」
「なんとこの内藤さんが、鈴木君の電気ドリルを借りてしまいます! と言い換える事も出来るからなwブン殴りたくなるわw」
「殴りたくても殴れないしねえ」
「ああ、イチコロだ。で俺がお縄だ。手を出したくても出せねえ苦しさ……で、借りると言って、断ろうとした瞬間にはもういないんだからな。早足で逃げる様に持っていくから」
「すばしっこい!!」
「でな、あまりにしつこいんでそろそろ借りに来るかなってタイミングで予め全力で締めてドリル交換出来ないようにしたんだ」
「うん」
「で、外そうとしたら外せない
『ムフッ ムフッ』
ってこの世の物とは思えねえ喘ぎ声を聞かせてくれて吐きそうだった」
「で、諦めて逃げて行ったって事?」
「そう、で、その後すぐにドリルを外す専用の工具を持ってきたタイミングで奴に見える様に俺が素手でサクッと外し、工具に頼ろうとしていた非力でみじめなお年寄りに、力の差をまざまざと思い知らせた」
「www」
「目をまんまるとしていたぜ」
「同じ男としてこれほど悔しい事は無いねw」
「努力も鍛錬もせず退化の一途を辿るのみの老人だから仕方ない。じゃあ続き行くぜ!」
『2年前の忘年会の時、新人君の腹筋が凄いという話題になって、内藤さんの隣にいた人が、
『今の俺の年代じゃここまで割れないよ……』
と少し悲しげに話していて、その返しに
「|俺刃美津津弐話レ手意琉家度寝山段薔薇駄毛怒《おれはみっつにわれているけどねさんだんばらだけど》」
と笑顔で言っていました。なんです? これ? ただのあなたの現状を語っている割には得意げに言っていましたけど? それも自分の欠点を得意げに話しておられました。では割れているというワードは要りませんね。なぜなら元々太っている外見なので説得力は皆無。脂肪の含んだ腹が三段に重なっているだけですから。それに、割れているという状況と、重なっているという状況を一人の人間の腹で同時に引き起こす事は出来ないのですよ? 割れているという嘘を言ってから三段腹と言ったという事になる。もしくは事実を言っていると見せかけて冗談を言ったんですね? ふう……あなた、笑いを舐めてるんですか? これを笑いに出来ると考えているという事自体を面白いと考えたのでしょうか? そんな上級テクニックは使っても届きませんって。これを言う資格がないのに言わないで下さいね? 豚は歩け』
「ww」
『まさかあのネタを笑わせる目的で言ったのでしょうか? 私はこれは自分を嫌ってほしくて言ったとしか思えません。イメージダウンですよ? 本人は気付いておられませんでしたが、こんなにも面白くない人なんだと周りから冷めた目で見られていましたよ? 私の感想も付け加えておきますが、滅茶苦茶面白くなかったです。あなたは顔も体型も超面白いのに、言う事は1ミクロンも面白くないんですよ! これはある種芸術ですね。本気でつまらなかったです!! 滑っていましたよ!! 本当の本当につまらなかったです!! あんなつまらない事を大きい声で言って恥ずかしくないんですか? 誰一人笑っていなかったです!! 俺は三つに割れてるけどね三段腹だけど、I've got a three-tiered stomach, though.我有一个三裂的胃,但我有一个三层的胃、У меня желудок с тремя трещинами, но у меня трехъярусный желудок.どうでしょう? 日本語、英語、中国語、ロシア語に訳してみましたが、どういじってもやはり面白くありません。これは本当にすごい事なんです!』
「wwwww」
「あれ? 面白かったか?」
「鈴木さんの畳みかけがねwでもそれと、あの体型じゃ脱げば三段腹って容易に想像出来るのに、言わなければ誰も分からないと真剣に思っている所が面白かったw」
「そうか……こんなネタでも見方を変えれば笑う人間がいるという事か」
「まあ鈴木さんは面白くなかったんだね?」
「当たり前だ。イラついたよ。何が割れてるだ……車に頼って運動もせず、バクバク食うだけ食って弛んで3段に積み重なっただけだろうが……鍛えて割れた筋肉とは全く違う。これだぜこれ! 三段じゃ足りねえだろ。五段腹くらいあるわ」
一度具現したブロックを見せつつ言う。
「確かに。でも鈴木さんも今は腹が出てるよ?」
「亡者はそういうスタイルなんだ。階級が上がるにつれ人の形に近づいてく。出会った時も言ってたぜ?」
「あっそっか。こういう細かな設定で階級を上げる原動力にしているんだね? 地獄も考えてるねえ」
「ああ、まあ地獄と言うより閻魔様じゃねえか?」
「そうね」
「じゃあ続き行くぜ」
『この写真左下の2つの箱。内藤さんが置いたんですよね?』
「問題あるの?」
「ああ」
『普通奥の方から置いていくのが優しさじゃないですか?』
「そういう事か!」
「そんな事すら教えないと分からん男だ。これはパレットと言って、フォークリフトで検査とかを行える隣の工場に持っていくんだ」
「へえ」
『奥から置いていけば、次の人が置きやすいでしょう? まだスペースがあるのに前から置いたら次の人が置こうと思っても前の品物を避けながら置かなくてはなりません。重い物であれば相当苦労するでしょう。落ち物パズルゲームでも落ちてきたパーツは一番下に行くでしょう? このパレット場合、手前ではなく一番奥に行くという事。ですがあなたの場合、一番上に落ちてしまっているから、次のパーツが落ちた時点でゲームオーバーになってしまうんですよ。この完成品の置き方一つでもあなたの人生を物語っています。毎回毎回ゲームオーバーな人生。生きてて楽しいですか?』
「www」
『内藤さん! 桑名君を覚えていますか? あなたより少し後に入ってきた若者ですね。
これは食事会の時の集合写真の桑名君の部分を切り取った画像です。俯いてて見えにくいですが、思い出すには十分でしょう。
その子は、まだ内藤さんがボール盤で働いていた時代に、ブリザーのデイスクのすり合わせをお願いしに来た時がありましたよね? そしたら
『|居間葉子野木火伊喪素之帰化意藻腐差蛾津手意手溺奈員打予《いまはこのきかいもそのきかいもふさがっていてできないんだよ》!』
と注意していました。その言葉を受け素直に、
『じゃあいいです』
と落ち込みながら帰ってく彼にあなたは、
「怒津血難駄余津!!」
と大声で怒鳴り散らしていましたよね?』
「はあ? 何で怒った?」
「見た感じ二台の機械を同時に操作していたようだが、その邪魔をされた事に腹を立てた? 詳しくは分からんが……」
「やくざみたい……」
「そうそう、その時の顔、本当に醜かったぜ? 老人の皮を被ったガキだよありゃ」
「酷い……」
「ああ、そういやうっかり顔と言っちまったが、さっきも言ったが顔と言うよりもどう見ても肛門に酷似している。故に肛門が怒っていたんだ。バカでかい肛門老人が顔を真っ赤に……いけね……バカでかい肛門老人が肛門を真っ赤にして激昂していたんだ……恐ろしい光景だったぜ……じゃ続き行くぜ?」
『正直隣で見ていて、何だこいつは? と思いましたね。どっちなんだよの【ち】の部分を言っている瞬間を見てしまいましたが、おぞましい口が開いてしまっていて、歯が見えてしまっていましたよ? その歯について言わせていただくと、黄色すぎて、口の中にトウモロコシの画像を口の中のサイズに合わせて切り取って滑り込ませたのかな? と思った程鮮やかに黄色でした』
「ww」
『醜い顔、汚い声、そして全く見当違いな事に対しての全力での怒り。あなたの全てが嫌でしたね。もしその依頼に来た相手が専務さんだったら、怒鳴り散らす事なく、
「安登出矢津手沖鱒」
と作り笑いをし、本来怒鳴り散らし追い返すところを、優しく対応する筈のあなた。桑名君には異様に厳しく当たっていましたね? 弱い物には最強。強い物には迎合……ですか……人間らしいですねえ……あ、
【卑屈な】
が抜けていましたね。そう、内藤さんは相手によってコロコロカメレオンの様に態度を変えるという事ですね。呆れて物が言えません……顔は災厄レベルで汚いんですから心だけでも綺麗にしてはどうですか? まあ、健全な肉体に健全な精神は宿ると言います。その考えからすると、ここまで地獄レベルで腐った不健康そうな顔ではどんなに優しくなろうとしてもその顔を鏡に映して見る度に雀の涙ほどあった優しさも蒸発するんでしょうね』
「災厄から地獄にwwwww」
『それにね? どっちなんだと聞いていましたけど、どう考えたってやって欲しいに決まってるじゃないですか? 何故そんな事を聞いたんですか? 仕事の時間に仕事の依頼をしただけですけど? そうです。桑名君は用事がない限りあなたなんかに話しかける事はないんです。思い出して下さいよ。しっかりと面倒見ていて、可愛がっている部下ならば休み時間、あなたの所に遊びに来る筈なんです。ですが来た事ありましたか? 絶対に来ないじゃないですか。普段は絶対に会いたくないけど一応仕事上仕方無しに用件を伝えた来ただけの事。それにあれは桑名君個人の依頼じゃないんですよ? 木林製作所の経理の人が受注し、コピーした図面を桑名君に、そして彼はすり合わせをした後の作業を任されたのです。彼はすり合わせした後の加工の技術はありますが、すり合わせは出来ません。すり合わせはその専用の機械でしか出来ないからです。それが偶然内藤さんの所に設置されているから仕方なく持って行った。本当は嫌いだから一言も話したくないけれど、その機械の傍にあなたが配置されているという理由で仕方無しにです。そう、ただの通常業務を依頼しただけで怒鳴られたんです。こう言いかえる事も出来ます。それは単純に社長の命令を背いたという事にもなるんですよ? 60でここに入ってこれたのは社長の優しさからですよ? こんな老人普通使いませんからね。そんな命の恩人の社長に背いている事になる。実際に指示した相手が社長じゃないからそんな態度ですが、それをやられて一番困るのは社長じゃないですか? 何でそんな事も分からないんですか? この程度の思考レベルではもはや死んでるも同じじゃないですか……少しは頭を使ってくれませんか? 桑名君もこんな理不尽な事をされれば怖くなって、
『こんな物と一緒に働きたくない!』
と考えるとは思いませんか? ですが桑名君が話してきたらチャンスだぞ! と言わんばかりに怒鳴り散らしてました。でも、よく考えて下さい。単純にあなたの仕事が遅すぎて機械が塞がっていただけでしょう? 普通の人が携っていたらとっくに終わっている時間です。そのタイミングを見計らい桑名君は来たのでしょうが、彼の見立ても外れる程に遅すぎて、機械が塞がっていただけの事。完全に内藤さんのせいじゃないですか? 自分の無能を棚に上げ、桑名君を
【忙しい時に仕事を押し付けに来た悪い奴】
に仕立て上げ、素直に帰ろうとする彼に追い打ちを掛ける様に怒鳴り散らすとは何事ですか? 自分が怒鳴られた訳でもないけど内藤さんに強い嫌悪感を抱きましたね。耳障りでしたよ? 軽く
【殺意】
も覚えました。まあ今回は殺さないであげましょう。感謝しなさい。本当なら殺害して同じ時代に生きるという苦行から解放されたい気持ちでいっぱいですけれどね。あなたは今までは仕事は遅いけど優しいお爺さんで通っていたじゃないですか? なのに突然本性を現した訳ですからね。初めて怒っている所を見ましたけど、一言で言うと
【汚い】
の一言に尽きます。誰が見ても桑名君が正しい状況で、考える事を放棄し、大した理由もなく感情を爆発させる黒くしわの多い老人が良い印象を与える事は皆無です。そういえば冗談で腹が三つに割れている。三段腹だけど。と言っていましたが、それこそどっちなんだよと突っ込みたくなりますよ』
「うんうん」
『あなたは怒り方の本質をあまり知らずに年を重ねてきたと思うので教えてあげますが、怒り方にも色々あり、その後の仕事にしっかりと繋がる怒り方と、一瞬で忘れ去られる価値の無い怒りとがあるのです。そしてあなたの怒り方ですが、どう考えても後者です。教訓が一つたりともない。あの場面でのあの怒り方は品性もなく人間性の欠落が見えていました。まあ、プライベートも仕事も人生で何一つ成していない方ですし、何もかも上手くいっていないからちょっとした事でカッとなってしまうのでしょうね。だからと言って、ストレス発散を会社でするのはいけないと思います。そんな事は誰もいない所で、そうですね。袋小路のコンクリートの壁に対してでもやって下さい。飲まず食わずで2~3年。そうすれば栄養失調で亡くなる希望も見られ、上手くいけばあなたとも永遠に会わずに済むし、その耳障りな悪臭込みの雑音を誰も聞かずに済むでしょう。そうなれば赤飯パーティをする予定です。勿論あなたに参加資格はありません』
「wwww」
『それに、どう考えても怒鳴られる程の事を桑名君はしていません。感情的にならず深呼吸をしてみましょう。
あの時のあの行動が本当に相応しかったか、そうでなかったかが脳機能がいい感じに低下しているあなたでも分かり、如何にあなたが愚かだったという事が分かる筈ですよ♪ で、その時の事を、その日の昼休みに、偶然桑名君が私に話しかけて来たので聞いてみたんです。
鈴「ねえ、今朝内藤が怒鳴っていたけどどうしたの?」
桑「ああ、あれは自分が悪いんです」
鈴「どう考えてもあのカスが悪いと思う」
桑「いえ、あんな奴に仕事のお願いをした僕が悪いんです」
鈴「成程。あんなカス、日本語も碌に分からないう〇この塊だもんな」
2人「ははははは」
と言うやり取りがありました』
「カス呼ばわりw」
「手紙内で敬語を使っているけど、しっかりと大っ嫌いなんだよってのも教えないといけないからな。あのバカ、敬語使ってくれているからって本心で俺が内藤を尊敬してくれていると勘違いされかねない」
「それ大事!」
『どうですか? 桑名君のこの謙虚さ。怒鳴られても自分が悪いと言える優しい子です。それに引き換えあなたはいい感じで脳機能が低下しているせいか、若い人を見ると怒りっぽくなってしまって、怒鳴り散らすというヤクザ丸出しの行動をしてしまいました。
確かにあなたは元ヤクザだと思います。事務所が潰れて製造業に流れ込んできたって感じでしょう。前職はヤクザの鉄砲玉ですか? やたらすばしっこいからそう思いました。その年齢で鉄砲玉を勤め上げた功績は認めてもいいと思いますが、今は足を洗って日本の工場の中で最低の働きぶりの男とは言え、工場作業員ですよ? その、昔取った杵柄は放り投げて堅気に戻って下さいね。そう言えばあなた、用もないのに私をチラチラ見る癖がありますよね? 何故見るんですか? その度にゲロを吐きながら仕事しているのに気付きませんか?』
「wwww」
『その事を思い出し、桑名君に言ったんです。こんな感じで。
鈴「いやあ、内藤で思い出したけど、あのカスがチラチラ見て来るんだよなあ」
桑「気のせいじゃないすか?」
鈴「いや、俺の方が後ろにいるのに、わざわざ振り返って見て来るんだよ。
仕事中にだぜ? ゲロが止まらなくてよ。マジで困ってる」
桑「チラリズムで良いじゃないですか?」
鈴「チラリズムの意味違うんじゃねえか?」
とのやり取りの末別れました。私は見られる度に睨み返していたら自然とそのチラリズムを止めてくれましたね。ありがとうございます。本当に気持ち悪かったので助かりました。それ以来、ゲロも止まったので間違いなくあなたが見て来た結果のゲロでした。本来ゲロで失った食事代を請求するのが普通ですが、非常にあなたの顔が気持ち悪いので、あなたと近づきたくないし、声も交わしたくないので諦める事にします。顔も声も性格も醜く生まれ育って良かったですね。お父さんお母さんに感謝しなさい』
「桑名君、チラチラ見てくる事をチラリズムって言ったの?」
「そう、意地悪っぽい顔で。まあ内藤に怒鳴られた事に依るささやかなストレス発散って感じにな。可愛いもんよ」
「桑名君も意地悪ねえ。チラリズムなんてレベルじゃないのに……」
「だが、それがいけなかった。この後、桑名君は心底後悔する事になる」
「え?」
「こういう事だ」
『彼、辞めて行ってしまいましたが、その1か月前に悩みを私に打ち明けてくれましたよ?
桑「鈴木さーん相談があるんですよ」
鈴「どうした?」
桑「内藤がチラチラ見て来るんですよ」
鈴「何で? でもチラリズムで良いんじゃなかったっけか?」
桑「ちょ……確かに言いました。でも撤回します。全くいいもんじゃありませんでした……すんません僕、鈴木さんにすごく酷い事言ってしまったって今になって後悔しています」
鈴「気にすんなよ。他人の不幸は蜜の味ってやつさ」
桑「うう……すんません……見くびってました。僕もゲロが止まらなくて……思い出すだけで……うえー」
鈴「おいおい大丈夫か?」
桑「僕、もうダメかもしれません……」
鈴「そう簡単に諦めるな! だが分かるぜ。そういや桑名君、随分やつれちまったなあ。でも何でだろうなあ」
桑「分からないんすよ。正直気持ち悪いんすよ。また吐きそうです……」
鈴「だよなー分かるよ。俺も同じ経験をしたからな。それに60超えた老人にジロジロ見られても何も得は無いもんな」
桑「あっそれ、専務さんも同じ事言っていましたよ」
鈴「えっそうなの? でもこれ世界の常識だよ? 誰でもそう思うもん。仕方ないよね」
2人「あはははははは」』
「え? まさか……」
「そう、俺がじじいを睨んで追い返したら、俺を見る事が出来ない」
「うん」
「そうなったから、俺よりも弱い桑名君にターゲットを移動したんだ……」
「チラリズムでいいじゃないですかwと煽ってた結果、自分に来ちゃったのか……でそうなったら大慌てで鈴木さんに相談ねえ……器がちいさ……小柄よねえ」
アリサよ……器が小さいと言いかけて小柄に言い直したのか? なんだそれは? 器が小柄と言う言葉ってあったっけ? む、成程。小さいという言葉を使いたくないからって小柄に言い換えたのか? でも結局小柄も小さいと同義なんだよ? アリサ的には小さいって言葉がダメだけど、小柄っていう言葉ならオッケーと言う自分勝手な理由で新ワードを無断で作成しちゃだめだよ。
「因果応報だよなあ。桑名君もあの時あのセリフさえ吐かなけりゃ彼には来ないと思ったぜ。神様はちゃんと見てるんだ」
「自業自得ね。でも、専務も同じ事思ってたんだねw」
「彼は俺みたいに睨み返して追い払う事が出来ず、色々な人に相談して、専務にまで相談していたんだ。相当悩んでいたんだろう」
「そう言えばそうよね……あんな肛門に睨まれたら誰だって怖いよ……」
アリサよ……肛門が睨むなんて新しい言葉を勝手に作らないでね。
『と言うやり取りを境に、桑名君はこの会社から去って行ってしまいました。そういえば彼、ゲロを吐きつつ仕事してるなあと思ったけれど、あなたが犯人だったんですね? それってこういう事ですよね?
ウーム……これは……逃げ出したくなりますね』
「最後の逆になってるw」
「ああ、逆さにしてみた。結構面白いだろw」
「うんw」
「文面で説教されていて不機嫌だったあいつも、この不意打ちで吹き出したかもしれん」
「wwww」
『後輩の中で唯一、休み時間に気さくに話しかけてくれる可愛い子だったんですけどね。ちょっとでも気に食わないと怒鳴り散らかし、そして隙あらば見て来る。休まる暇がない……と恐怖し、絶望し、嫌気がさして辞めて行ったのかもしれません。1つここで歌を歌いましょう。何故内藤は若者を見てしまうのかを考える歌です』
「え?」
「替え歌を作ったんだ。奴の為に」
「多才ねえ……」
「いやいや大したものじゃないってw」
『これから披露しますは
【アルプスの少女カイジのOPテーマの替え歌】
です。では行きます。
こほん……』
「死なないのー?www」
『どうでしょう? アルプスの広大な自然が脳内に広がってくれたでしょうか?』
「広がらないよw」
『実はこの答え、私はなんとなく分かるのです。朧げですので最適解ではないと思いますが、それを語らせて下さい。実は老人は、若い人間を見てしまう習性があるのです。あの頃に戻りたいとつい見てしまう。これは、私の実体験から来る物です……その時の話をします』
「ふう、ここで一旦休憩にしよう」
「結構ボリュームあるんだね」
「わりいな、それほど奴が嫌いって事だ」
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書き忘れていたので今言いますが、鈴木の手紙は何回も具現をしながら語っています。途中で「うおおおお」と、気合を込めて具現をしていますが、その部分は省いています。実際は1000文字ぐらい毎に「うおおおお」と言っている物だと脳内補完して下さい。ところで鈴木の話、まだまだ続きそうです。皆さんはどれくらいで終わると思いますか?




