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10年の生き方
今でも年に数回は飲みに行く、元同僚が育休に入ったらしい。
10年前に知り合った時には、彼は新婚ホヤホヤの26歳、私は離婚直前の31歳だった。
あれから私は、離婚し、2回の転職を経て今に至る。
彼は同じ10年の間に、同じ職場で着々と出世し、3人のパパになった。
どちらが幸せとか、どんな人生を歩みたかったとか、そういうことじゃが言いたいわけじゃない。
そんなことを言い出したら、当然自分が惨めな気持ちになるだけだけで、なんとなく人生は不幸だと感じるし、その次には私のこの10年を言い訳がましく肯定するだけ、または謎のスピリチュアルを発言をすることになってしまう。
やめよう、そんなことを考えるのは。
だって、悪くなかったはずなのだ。
やれることはやってきた。
私の人生は好転しているはずなのだ。
結局、自分を励ましたり、肯定したり、卑屈になったりしてしまう。
それくらいに10年というのは長く、短く、人生を変える力があるのだと、そんなことを思った。




