光善愛菜 美の魔法
"65歳とは思えない。"
私はこの言葉が嫌いだ。
私はちゃんとおばあちゃんしてる。
孫が中学受験に受かって、
私立中学を楽しみにしていることが、
嬉しくて、もらい泣きした。
食べたいものを食べている。
身体に障るものは、
少なめだが、食べたいものを
食べて、散歩している。
日焼けしないように、
対策はばっちりする。
女だから、女であることに、
とらわれないで、
私自身の女とおしゃべりをする。
美の魔法、それは己の肯定。
こうなりたい。ああなりたい。
そんなことは言わない。
損になるから。
私は私だ。
貴方にも貴女にも知ってほしい。
わたしには今しかないように、
あなたがたにも今しかない。
だから、プリンアラモードでも、
召し上がれ。