近隣地勢
二週間は新型コロナウイルスの潜伏期間だ。まー、俺なんかヒッキーだからあれよ。
まぁ問題はないけど、万が一ってことがある。
はー、ステータス見ても潜伏期間だと分からんのよね。
発症して初めて、(病)って出るんよ。
だから、まー、仕方ない。
この世界に慣れるために、二週間は部屋を貸してください、色々教えてくださいって王様にお願いしたら、受け入れてくれた。
優しいぞあの人。
魔法とかあるファンタジー系の世界である。
まぁ文化とかなんとか、そこらは後々慣れていけばいいだろう。
まず、この世界には大きな大陸が二つある。色々名前はあるみたいだが、結局自勢力の名前をつけたがるので、穏便に東大陸と西大陸と呼ぶことにしよう。
どちらとも、南側は氷の土地で、そこからは氷河が流れ込んでいる。
絵の具を落としたような大きめな島がある。二つの大陸の間、東大陸の西南、西大陸の東南に存在する。この島は西大陸の南半分を支配する皇帝の土地だ。
今、俺がいるのは、ボルデ王国。
東大陸にある。東大陸は、大きく口を開けた犬の頭のような形をしていて、その上顎の部分がこの王国にあたる。
なにせ、鼻や目の位置に湖があって、大きく口を開けた犬のような形、って言われれば本当にそうにしか見えないんだから不思議だ。
ボルデ王国には、その鼻に当たるタンデア湖がある。その湖畔のネスマーという街に王城はある。
タンデア湖からつながるスロイヴィッキ川が海に繋がっていて、水運が盛ん。大きく口を開けてる犬だからな。下の南部分は海。
ボルテ王国は平原も多くて、農耕もうまくいってる。
これは当たりじゃね?
そんなボルテ王国の隣状はこんな感じ。
南側は海岸線。
北西側はスダー王国。友好的。
北東の上半分はリフィジョール宗教区。まぁまぁ友好的。
北東の下半分はラウメン。東大陸の真ん中を南北に貫いている大国。ボルテ王国はこの、でかい国で敵に回せない。というか隣接してるのも、勢力を伸ばしているリフィジュール宗教区を敵視しての侵攻のせいらしい。
そのリフィジュール宗教区を中心として、東大陸の大半はアタハル教を信仰している。ボルテ王国もその範囲内。だんだん信仰が広まって、ボルテ王国が国教化したのはまだ歴史としては最近の話。
信仰はどんどん広がって、スダー王国にも広まっている。西北以降は、ミソシアンサークルという過激なカルトがあって、ノース神話が緩やかに信じられている。
まぁそれ以外にも色々あるみたいなんだけども。とりあえず宗教関係はざっくりこんな感じ。
農耕も商工も安定しているボルテ王国だけど、若い王国兵士さんたちは不満があるみたい。ラウメンの北海岸側の酒場街道とか、クスク温泉が羨ましいらしい。
軍事としては、タンデア湖畔のブヴォーニュっていう街に、そのままブヴォーニュ連隊っていう陸軍があって、他に艦隊が12ある。艦隊のうち11がタンデア湖畔のここ、王都ネスマーっていう街に集まっている。理由は謎。
ラウメンは七つ連隊があって21艦隊があるってくらいだからまぁ、うん。ボルテ王国が弱いんじゃなくて、ラウメンが東大陸の中でずば抜けてるだけ。
ただ、他のボルテ王国と同じレベルだから、ラウメンが侵略を開始しようとしたら、同盟を組んで包囲網を敷くことになるだろう。
ということで、あんまり危険はなさそう。
人口規模自体は、あんまり多くなさそうなんだけど、魔物が強いのかね。
当分は、この王国にいるつもりでいよう。ちょっと、なんのために俺を喚ぼうとしたのかって部分が不明で、そこらへんはきな臭い。
まぁ、行き当たりばったり、のんびり行きましょうよ。




