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永遠のジェネシス  作者: 月野光兎
~第一章~ はじめてのてんせい
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最強への第一歩


 「やめて!離してよお母さん!」


 姪っ子の叫び声が聞こえる。

あの娘には格別優しくしていた、と思う。

あの娘ほど懸命で、努力家で、僕に似た子はいなかっただろう。


 「やめないわ。この手を離したら貴女は兄さんを止めるでしょう?」


 妹が静かに言う。

アイツは静かで真面目で生意気な、僕の唯一の理解者だった。

辛い事があった時に暴言を吐いてしまっても、優しく寄り添ってくれた。

旦那さんが羨ましい限りだ。


 「師匠がこれで死んだら母さんを許さない……絶対に、殺してッ」


 「|乃愛(ノア)、やめないか」


 「……っすみませんでした……でもっ!」


 久しぶりに姪っ子の名前を呼んだ気がする。

あの娘が殺すなんて口走ってしまうのは、相当頭……いや、心に来ているのだろう。


 だが、これは僕の問題だ。


 僕が死ぬまで僕で有り続けるには、僕じゃなくなる前に死ぬしかない。

僕は、生きながらえるよりも自分自身を大切にしたいだけだ。


 僕は、”最強”になれなかった。


 


 子供の頃夢に描いた”最強”は遠いところにあった。

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