殺し屋男の子の幸せ
久しぶりに書いて、感覚を忘れてしまいました。お気楽に読んでください(≧∇≦)b
まだ、こないのかなー?
僕はそんな事を考えながら包丁を目の前で仰向けに倒れている男の胸に刺した。
僕は殺し屋だ。目の前にいる男も依頼で頼まれたから殺した。
この仕事についたのは高校生のときだった。人生がつまらなく感じたので、試しに親を殺してみようと胸に包丁を刺したら、親は涙を流しながら死んでいった。気持ち良かった。絶望しながら死んでいく姿をみるのがとても気持ち良く感じた。それから、僕は殺し屋になろうと思った。また、この気持ちよさが体験できることを望んで。
しかし、最近はつまらなくなった。同じおかずを毎日食べるみたいに飽きてきた。好きなおかずでも毎日は飽きる。
どうしたら、どうしたらあの気持ちよさをまた体験出来るのか? と考え、スリルが無いんだと気付いた。ただ殺すだけだからつまらないんだ。と
というわけで今、警察を呼んで待っている。あと数分で来るだろう。暇だから殺したこいつを解剖でもしてみるかと思い、胸に刺した包丁をとり、頭、手と順番に上から解剖をしていった。するとすぐ近くからパトカーの馴染み深い音が聞こえてきた。
とりあえず、僕は玄関でお出迎えの準備をしておいた。
まず、ドアを開けたら包丁が落ちてくるようにし、スリッパを吐いたら足がちょんぎれるように細工をしておいた。
警察は物騒なことに、インターホンを押さずいきなりドアを開けてきた。そして、警察の方々は完全武装でいたため、仕掛けておいた包丁はカンっ、と跳ね返された。
警察の方々は僕を見て、銃を構えこう言ってきた。
「お前は誰だ?」
と、僕は親切に
「まぁまぁ落ちついて。まずは部屋にどうぞ」と言った。
警察は警戒を緩めず、僕に銃を向けながら土足で部屋に入ってきた。
警察は部屋に入るなり驚愕していた。
何をそんな驚いているのだろう? この部屋には、解剖した男しかいないのに……
警察達は
「この狂った殺人鬼め!」
と言いながら、僕を囲んで銃をいつでも撃てるようにした。
僕はその瞬間、胸がポカポカしてきた。親を殺した時と同じ感覚。また味わえた。
とても嬉しかった。嬉しすぎて、包丁を銃に向かって投げつけた。そして、警察は僕の体、全体に鉛玉を入れてきた。
痛かった。けれど、気持ちよかった。あぁ、これが、死ぬ、かーー
僕は死体を回収したり本部と連絡をとっている警察の方々に聞こえないかもしれないけど、こう言った。
「……あり…が……とう……また……味わせて………くれて……」