他愛も無い話【マクドナルドの店員さん】
僕は大抵早起きで、朝4時くらいから部屋で何かゴソゴソしている。それで早朝に近くのマクドナルドによく行く。マクドナルドは朝5時くらいからやっているから助かるのである。
それでいつもはホットコーヒーのSを頼んでゆっくりするのだけど、そのときはホットレモンティーのSを頼んだ。
店員さんはレジを打ちながら……
「砂糖は入れますか?」
と聞いてきたので……
「砂糖は要らないです」
と答えた。レシートを受け取って暫く待っていると、店員さんは後ろ向きで何やらやっているのが見えた。
マクドナルドで紅茶の類を注文すると、いつもはお湯の入ったカップとティーバッグを渡されるのだが、どうやら店員さんは既にティーバッグから紅茶を淹れてくれているようだった。恐らくレモン水も……
そして、こちらに振り返ると、その紅茶の入ったカップを渡して来たのだ。まさかと思って聞いてみた。
「これ全部入ってます?」
店員さんは真面目な顔で。
「ハイ! 全部入れました」
と言った。何だか微笑ましいのもあってか半笑いで……
「お、おう……」
とだけ言った。
わざわざ全部入れてくれるなんて、良い店員さん? だなと思ったが、案の定その店員さんは他のベテランの店員さんに注意されていた……
いざ、そのレモンティーを飲んでみると、紅茶の濃さが丁度いい感じで、これがまた美味しかった。




