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先に置く — 本文と余白の往復譚

作者:たーさん
本名と官報が人を定義する近未来の町。記憶の欠落と引き換えに「手順」を携えた青年サクは、呼吸(吸=注記/吐=本文)、歩幅、視線、そしてギターの〈五・七・開放〉で記録を読み直す。“紙は後から強く、音は先に弱く広い”。町の所作が増えるほど、冷たい本文は「読める体」へと戻っていく。やがて、未来の記録を守る友・海斗は自らの“遅れ”を失う代わりに、戸惑いを検知して注記を浮かせる規格〈S−∴〉を残した。延命でも焼却でもない、往復としての第三の道――「先に置く」。これは、記録と人間が共存するための手順の物語。
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