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   :殺人衝動

遅くなりましたが更新しました♪




ではでは♪

初めての方は此処まで呼んでいただきありがとうございます♪

更新を待っていてくれた方はこれからもよろしくお願いします♪

皆さんに楽しんでいただければ嬉しいです♪

荒れ果てた大地を歩く影があった。

その影が手に持っているのは、蒼い火の大剣。

それはかつて『蒼炎の破壊神』と讃え恐れられていた人間に酷く似ていた。

いや、それは本人だった、何と言ってもそれが来ている服は紅いマントの様なもの、かつての『蒼炎の破壊神』と同じ服装だったのだ。

「・・・・・殺したい、誰かを・・・・・誰かを殺したい」

影の主、『蒼炎の破壊神』の名は幸崎 未亜。

出来はじめの『悪魔の正義』の戦闘面での基盤を固めたような人物であるが、今ではその事も薄まっている。

理由として一番大きい事はやはり『殺人衝動』だ。

少なくとも古参の戦闘要因の中では有名な三人が『殺人衝動』を発現している。

『蒼炎の破壊神』『冷徹の氷死射』『怒濤の暴風』の三人だ。

最近では皆その衝動を抑えられている筈だが・・・・・。

「殺したい・・・・・提督の為に・・・・・皆殺しにしたい・・・・・」

その中で一番狂っていた未亜は、しかし理由を持っていた。

そうだ、出来はじめの組織にとって戦いは仕方の無い事。

だからこそ殺すという事を何よりも肌で感じ、そして溺れてしまったのだ。

だからこそ愛は未亜を見捨てたりはしなかった、自分や自分の組織の為にその様になってしまった未亜を見捨てる訳にはいかなかったのだ。

「誰でも・・・・・・」

目が止まる、目の前に立っているのは愛が用意した自分の『殺人衝動』を抑えつける人。

自分と同じくらいに狂った『殺人衝動』を身に宿した人。

西城 三津、『悪魔の槍』としても働き、『悪の種』のボスにも収まる人。

そして・・・・かつての『冷徹の氷死射』。

「未亜、そろそろ止めとけ、提督が黙っていないぞ?」

「私は提督の為に行動している、提督が怒る訳がないでしょう?」

「限度ってもんがある、お前はここまでの道のりで何人の敵を殺してきた?」

「・・・・・そんなもの、いちいち数えてないわよ、それよりどいて、今は働きたい気分なの」

未亜が三津の横を通ろうとすると、三津はその行き道を阻むように立つ。

少しだけふらついているが、そんなことを今の未亜が気付く訳がない。

「殺すよ?」

「殺してみろ」

未亜は諦めて三津から離れる、恐れたのではなく戦う為に。

「そろそろ三津も『殺人衝動』が抑えきれなくなってきたんでしょう?よかったね、それを晴らす事が出来て」

「一瞬で終わらせる、俺も時間がないのでな」

「なら私も全力でいくよ!!」

未亜の手にある蒼炎の大剣が炎の強さを増していく。

三津は全力で後ろに後退し、手に氷の弓を作り出す。

そして、次々に矢を番えて放っていく。

それを圧倒的な迫力で叩きつぶしながら、未亜は三津に迫っていく。

この二人の勝敗は単純だ、間合いが詰まれば未亜の勝利、間合いが詰まらず途中で未亜がダウンすれば三津の価値だ。

「こんなものなのか!こんな力で私の前に立つなんていい度胸だ!」

「っく!」

しかし先ほどから三津の様子が可笑しい、なにやら何かを我慢するかのように戦っている。

そんなことにも気付かずドンドンと距離を詰めていく未亜。

二人の戦いは早々に決着を迎えようとしていた。


遅れがちになるとは思いますがこれからもよろしくおねがいします!


感想やご指摘を待っています♪

気軽に書いてくださいね♪


ではまた次回で会いましょう♪

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